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美容外科医日記

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2007.07.19
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カテゴリ:美容外科医日記
Mさんは、「僕のクリニックの患者さん」です。お肌の若返りの治療でもう5年くらいは通っています。Mさんは、一度こちらのミスで、お顔に小さな軽いやけどを負ったことがあります。しかし、その時の僕のクリニックのスタッフの対応が良かったせいか、後々問題になることはありませんでした。もちろん、僕も責任者として、誠意をもって対応しましたが、たぶん、Mさんもご自分のクリニックでの立場を考えて、事を荒立てたくなかったのだと思います。
僕のクリニックのような小さなクリニックでも、年に1例や2例は、裁判などの大きな問題に発展しかねないケースがあります。ただし、それは「僕のクリニックの患者さん」ではあまり起こらないような気がします。なぜならば、患者さんとスタッフの信頼関係が知らず知らずのうちに確立されているからです。
だから、逆に患者さんの立場からすると、いかに信頼のおけるクリニックを見出すかが、美容外科を気軽に利用できるコツのような気が僕はします。Mさんは、そうした意味では成功したのだと思います。当然、そうした患者さんの信頼を裏切らないことは、大切なことで、クリニックのミスで患者さんにいやな思いをさせてしまうことなどは、ほんとうはあってはならないことです。
でも、もちろんMさんが、僕のクリニックにこうして今でも通ってくれているのは、そのベースに治療効果があるからでしょう。どんなに医者やスタッフが気に入っていても、本来の目的である、お肌が若返らなければ意味のないことです。ですから、Mさんのような「僕のクリニックの患者さん」にとっての美容外科とは、治療効果と信頼や安らぎを共に提供してもらえる場所でなければならないと僕は思うのです。そうした意味では、美容室やエステサロンなどと似ていますが、美容外科の場合は、やはり美容外科医による専門的な治療とその効果が大きなウエイトを占めているのでしょう。





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Last updated  2007.07.19 19:11:17
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