子どもたちは二人とも、学校行事で２泊３日のお出かけです。つまり、ワタシは３日間もお母さんをお休みできるのです。子どもたちの夏休みの日程表をつきあわせて、このことに気づいたときの嬉しさときたら！天にも昇るココロモチでしたよ。奴らが居ないと、溜まっていた掃除洗濯をやっつけられます。なんせ、片づけるハジから散らかされることがないのですもの。それに、食べるものだって、自分勝手に決められちゃいます。３食麺類なんてことも可能ですよ。わーい！

　ところが、深夜２時ノドの痛みで目が覚めました。風邪？そういえば、昨日の外来は風邪の初診が多かったけ。珍しくうつっちゃったみたいです。休みにうかれて気が弛んでいたのかも？イヤイヤ冗談じゃない。貴重なおかあさん夏休み（医者家業も主婦業も休みじゃないけど）に病気なんてしてられません。イソジンでゴロゴロうがいし、首まわりにVapoRubを塗りたくり、抗生剤と消炎酵素と複合ビタミン剤をのみ、麻黄附子甘草湯を調合し煎じて一服。うーん、イマイチ。けだるさは少しマシとはいえ、まだまだ喉のあたりが腫れぼったくて、声がしわがれています。自分で脈をとりなおし、桂麻各半湯を煎じ直して再服。ちょっとイイカンジです。でも、まだ声がヘン。夜明けを待って、裏庭に行きカサブランカの開きかけの蕾とスペアミントを両手一杯に摘んできました。声が出ないときは百合固金湯か響声破笛丸だから、ユリとハッカでスチームしてやれという作戦です。ステンレスの洗面器にこれらを入れて熱湯をたっぷり注ぎ、頭からバスタオルを被って湯気を吸い込みました。ぬかりなく首周りには電子レンジで温めたホットパックも当ててです。この作戦は大正解。子どもたちが出発する６時には、風邪症状はほぼ回復していました。あー、医者になっててヨカッタア。

　でも、午前の仕事を終えて（水曜日は半日勤務）、帰宅しソファーにヨコになったら動けなくなっちゃいました。そのまま夕方まで熟睡しちゃいました。なんか勿体なかったような、でも、ぐっすり眠ることもお母さん業があると、なかなかかなわないことなのでいっか。

　夕食は、キッチンガーデンで収穫してきた野菜でラタトゥユと冷製パスタにしました。今年最後のズッキーニと今年最初のミョウガを含め、１００％自家野菜です。冷蔵庫にあった赤ワインとグレープフルーツジュースでサングリアを作って添えました。独りだからできるメニューです。美味しかったア。

　食べるものが美味しいのだから、明日はもっと元気になっていることでしょう。あと１日半、有意義に過ごしたいモノです。