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カテゴリ:指をくわえて子どもを見守る?
霞晴れ 出でて微笑む 富士の山 我が子見守れ 母の代わりに
相模原市の大学に進学することになった次男が、家を離れる日が遂にやってきました。この2週間あれやこれやと大騒ぎして、ようやくまとめた引越荷物をステップワゴンに詰め込んで、夜中に北陸道に入り上信越道から中央高速へとひた走りました。1,000円乗り放題で渋滞になるかと懸念したのは取り越し苦労。諏訪湖SAで仮眠して、早暁に再出発してまもなくの夜明け。春霞がさあっと晴れて間近に富士山が現れました。 この道は何度か通ったことはありましたが、いつも霧や霞がかかっていて富士山を見るのは初めてです。思わず合掌したくなりました。「どうか、この子を見守って下さい(ハンドルを握っているので心の中でね。)。」 これまでは、指をくわえてではありましたが、一つ屋根の下で見守ることができました。でも、今夜からは遠く離れて案じることしかできません 3人の子どもたちの中で、次男が一番心配です。長男がいた間は言われるままにご飯を炊いたりしていましたが、自分でアタマを使ってなかったからわからないとのたまい、最近3年間は全く家のことなんてしていなかったのですから(長男は掃除、片づけ、洗濯などを小学校の頃から自発的にしていましたし、ワタシがいないときに冷凍庫の牛肉を漁ってスキヤキをしたりなんてしていたのです。)。 費用がかかっても賄い付きの学生会館に入ったらどうかというワタシの提案は、「学生会館はヤダ!」ときっぱりと拒否されてしまいました。 幸い家具家電付きで好条件の部屋が見つかり、引越荷物は長男のときよりもカンタンなものになりましたが、万事自分で選んだ長男とは違い「掃除やら料理やら全然わからんから、適当に道具を揃えてよ。」と言ったかと思えば、「フライパンとかは買い換えるのはイヤだから、ずっと保つのにしてよ。」と言われ、ワタシは大いにアタマを悩ます羽目になったのでした。結局、炊事道具はワタシが以前から欲しかった品を揃え、寝具や本棚などは長男を途中で拾って三人でアパートの近くに買いに行くことになったのでした。 東京で3年の一人暮らしを経験した長男のサポートはかなり強力で、思っていたより手早くリーズナブルに買い物は終わりました。「アトはオレ独りで片づけられるから、アンタ明日仕事あるんでしょ。」と言いつつも、どこか心許なげな次男を残し後ろ髪をひかれながら帰路についたのでした。 せめてもの救いは、高速料金がこれまでの5分の1以下だったこと。何かにかこつけて、また行っちゃおっと! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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