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カテゴリ:家族の肖像
何年ぶりかで、お盆に休める巡り合わせになりました。今年は受験生もいないし、長男の就活も一段落で、夫の実家で家族5人が顔を合わせることができました。姑はワタシに甘くて「いつもオシゴトがタイヘンなんだからゆっくりなさいな」とばかりに家事一切を手伝わせてくれないので、義妹には申し訳ないのですが、上げ膳据え膳家族水入らずという極楽状態です。
さて、夫の両親や義弟夫婦が寝てしまってからのこと。仏間と茶室に5人分をお布団を敷いた脇で、とりとめのないおしゃべりをして過ごすつもりでいたら、突然に長男が真顔になってのたまいました。「今、つきあっているカノジョと2,3年の内にケッコンしたいのに、ウチがあんなに散らかったまんまだと恥ずかしくて連れても行けないヨ。なんとかキレイにしてヨ。」途端に夫が迎合しました。「大体モノが多すぎるんだよ。ディスカウントショップの倉庫にいるみたいだよ。全部捨てろよ。」 彼らの言うことは、まあ、ごもっともですよ。ただ一点納得できないのは、「キレイにしてよ。」「捨てろよ。」の主語は誰?と、いうこと。彼らは当事者ではないイイグサじゃないですか。家中にとっ散らかって吹きだまっているガラクタを家に持ち込んだのは、あんたらじゃないのよ。ワタシに所属するモノは絶対量は確かに膨大だけども、分類整理してタナタナハコハコ引き出しバスケットしてあるもん。誰のか判らない、何だか判らないモノは処理仕切れないししたくもないわよ。「キレイにしようよ。」「捨てようよ。」と言うのならまだ許せるけど、ワタシは奴隷じゃないわよ。と、反論するのにワタシはかなり癇癪を起こして喚いてしまいました。 売り言葉に買い言葉。夫と長男はワタシの家事のやり方全般を非難し始めました。LDKのデスクワークスペースが広すぎて、リビングスペースが狭くなって大きいソファが置けないから机を撤収しろとか、洗濯機を買い換えて洗濯スペースをコンパクトにして室内干しをやめろとか、キッチンカウンターを食器棚で塞いでから淋しくて仕方ないから元に戻せとか(いつも反対を向いてるクセに)、果てはお風呂のバスタブが狭いとかトイレをウオッシュレットにしたいとか、次から次と言うわ言うわ。でも、主語がweではないのですよ。何をするにしても、ついてまわる細々した面倒ゴトをやる気もなければその時間もないクセに。結局、なにもかもワタシに丸投げになるに決まっています。ワタシが快適に暮らしたくて自ずとできあがったシステムを、なんでワタシがぶち壊さなくてはならないの? と、いうわけで、まだ会ったこともなければ素性も知らない長男のカノジョに思いっきりネガティブなドロドロ感情が湧いてしまいました。世間の嫁姑のドロドロカンケイって、こういう背景が潜んでいるんじゃなかろうか?夫の母は無類の掃除好きの捨て魔だから、28年前に夫がワタシをこの家に連れてきたときもへいっちゃらだったに違いありません。いっそのこと、ワタシの両親がしたように新居に引っ越せばいいじゃないですか。大体、モンダイになっている今の住まい(病院のモト職員寮)は、夫の両親が富山に来たとき(結納のためにですよ)に恥ずかしくて見せられないと、26年前にワタシの両親が引き払った当にそのスペースですモン。 で、ワーワーやってるウチに、長男がウルウル涙目になっていました。アチャー、まずい。昔から長男のこの泣き落としには勝てないのですよ。やるしかないですね。 尚、費用については全部夫が持つということになりました。新しい家具調度の購入も水回りの改修もワタシは一銭も出しません。そのお金は老後の蓄えじゃないの?と言ったのですが、「そんなの、いいよ。」と一蹴されました。やるしかないけど、釈然としないなあ。(水回りに関しては、お風呂は構造的に不可能に近いほど困難だしウオッシュレットは嫌いなので断固反対です。どうしてもリフォームするというのなら業者さんとの交渉も協力しないしリフォーム後はお風呂掃除もトイレ掃除も絶対にしませんよーダ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.12 19:54:58
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