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カテゴリ:お出かけ
長男の卒業式にかこつけて、今日と明日の二日間もお休みをもらっちゃいました。長女も春休みということで、卒業式の会場近くの宿をとり2泊の予定で上京です。卒業式は明日なので今日は、長男には就職用のスーツ一式、長女にもリーズナブルでお洒落な服などを買ってやるつもりですが、折角の平日のお休みなのですから、どこか美術館にも行こうと思っていたら、先日NHKの日曜美術館で『小野竹喬展』の「奥の細道」の絵が紹介されていました。日本画については、大したコトは知らないのですが「コレだっ!」と決めました。俳句も好きだし、東京国立近代美術館はホテルから歩いて数分なんですもの。
昨日の夜ホテルに入り、今朝は早起きしたのにお天気は雨。ちょっと残念でしたが、長男が長女を美容室に連れて行って垢抜けさせて来るから、その間にワタシは一人でゆっくり美術館に行って来ればとのこと。お言葉に甘えて、肌寒い雨の中を美術館まで歩きました。 開館25分前に到着しましたが、平日だというのにチケット売り場には行列ができていました。前売り券か招待券をお持ちらしいヒトたちは、玄関前に並んでいます。そういえば美術館のHPから割引クーポンを印刷してくるのを忘れていました。手際がいいとはいえないなあ。ともあれ、「5000円札が不足しています。ご協力下さい。」との掲示があったので、素直に5000円札を出して、1300円のチケットを購入しました。 で、いよいよ展覧会へ。画家についての予備知識はテレビで見ただけで何もないも同然なので、解説も丁寧に読みながら1枚1枚じっくり見て回りました。最初の1枚目から、ワタシはこの画家の世界がとても好きだと感じました。陽ざしの暖かさや風の爽やかさまでも感じられるのです。さらに思いがけずも、見慣れた五箇山の風景を見つけたときは嬉しくなりました。もっとも、竹喬自身はあまり出来映えに満足していなかったらしいという解説でしたが。展示は年代順になっており、画風はかなり変化していきました。けれども、最初に感じた自然の息吹のようなモノはずっと変わりなく画面から伝わってくるのでした。小中高と学校の授業で「写生」というのが繰り返され、あまり良い評価をもらったことはありませんでしたが、求められていたのはこういうことだったのかと、今更ながらに判ったような気がしたのでした(判ったからといって、そういう絵が描けたというわけもにいかないでしょうがね。)。 最後にmuseam shopで画集と絵はがきを買い求め、すっごく満たされた心地になりました。これで、お天気が良くて北の丸公園の桜がもう少し開花していたら最高だったんですけどねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.27 19:51:29
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