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年賀状の宛名書き。高校3年生の長女が産まれる前から去年まで、Macのクアドラに入っているFileMakerを使っていました。日常、メインに使っているパソコンは、どんどん代替わりしていたのですが、このクアドラとPM2000-Cは書庫の隅っこで、年に1〜3度(お中元、お歳暮のリスト作成と年賀状関連の宛名書き)だけとはいいながら、コツコツと働き続けていたのでした。
この18年あまりの間に、パソコンの世界は飛躍的に変化していますから、クアドラではインターネットもできない。フロッピーディスクや、通信ケーブルでデータを移動することもできない(やり方が判らない)まま、「ま、使えるからいいや。」とずるずるとクアドラで、見栄えの悪い宛名書きをしてきたのでした。 しかし、今年は遂にPM2000-Cのヘッドが完全閉塞に陥ってしまいました。インクカートリッジを1本半使っても、黒だけが復活しません。分解して水洗いすれば解決するという情報も見つけましたが、注意深さと器用さと大胆さが必要そうです。それに復活したところで、買い置きインクの残りでは200枚の宛名書きはできない気がします。 いよいよ、宛名書き専用システムを新調するときかな? 「今でしょ!」 などと呟きながら調べていたら、「ExcelとWordでかんたん宛名書き」という情報をいくつも発見しました。これなら、出費なしでできるじゃん。と、チャレンジしたんです。 まず、クアドラに入っているデータをMacBookProのEXcelに手入力。ATOKには郵便番号から住所を変換できる機能があることを、今更ながらに知りました。更に十数年の間に、市町村合併で住所やら郵便番号やらが変わっていたのに気付かずに、むかーしむかしの住所で宛名書きをしていた事例を少なからず発見。毎年、戻ってくるハガキが増え、いただく年賀状が減っていたのはこのせいだったのかも? 次ぎにWordを立ち上げ、はがき印刷ウィザードだの、差し込み印刷ウィザードだの、ワタシにとってはかんたんではない作業を頑張りました。で二晩かけて、やっとお試し印刷ができる段階に。できてきたシロモノは、これまでよりも見栄えが悪いような気がして、どっとつかれました。 でも、時間もないしイイや!と、一気に印刷しちゃうぞお! と、思ったら、ナゼか1枚ごとに操作が必要なんです。んなバカな!173枚を連続印刷する方法をネット上で捜しても見つかりません。6枚印刷したところで、当直に行くためタイムアップです。貴重な12月28日の昼が、これだけで終わっちまいました。 結局、当直室にMacBookProを持ち込んでFileMakerProにEXcelのデータをインポートし、オリジナルのはがき宛名印刷レイアウトを作製しました。FileMakerProのテンプレートには封筒宛名印刷と宛名ラベル印刷しか、ついていないんですよ。役立たずめ!(この作業中に、しつこくデータの入力ミスを数件発見したのには苦笑しましたが、ケガの功名ですね。)でも、当直室には「お母さん、ちょっと」という、うるさい邪魔者たちがいないので3時間ちょっとで、これまでどおり勝手に印刷してもらえるはずの住所録ファイルができました。あとは帰宅してPM-A850に働いてもらうだけ。掃除やら煮しめや伊達巻きやらに集中できる見通しがたちました。 はるかな昔、世の中にパソコンもワープロも無かった頃、両親は1500枚近い年賀状の宛名書きを、大晦日の夜に一気にしていました(何故、大晦日かというと、母の版画ができるのが遅かったから。お隣の印刷屋さんはいつも残業して下さって、ギリギリの大晦日にやっとハガキができるのでした。)。「1枚10円出すから頼む」と、ワタシと妹も駆り出されて徹夜するのでした。 しかし、たった一晩で前回いただいたハガキやその年の名簿(当時は個人情報保護法なんて無かったので、医師会やら洋画連盟やら同窓会やらの所属団体の名簿は毎年発行されていました。)を見ながらの家族揃っての手書き作業は、それなりに楽しかったかな。今はワタシが独りでパソコンを使って、夫の分までコツコツイライラしながらですもんね。夫はラクでしかたがないはずですが、ワタシ個人のストレスは却って増大している気さえします。 もう、昔には戻れない。でも、昔がかなり懐かしいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.29 07:28:18
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