テーマ:映画館で観た映画(8524)
カテゴリ:映画館!
ミュータントに対する差別を通じて、人種差別を描いているのかなって気がしました。
プロフェッサーXとマグニートーはどちらも差別反対の立場だけど 考え方がハト派とタカ派みたいな感じで、殺し合いしてるのがかわいそうな気も… アメリカにはやっぱり、黒人やヒスパニック系、もちろんアジア系にも差別があるし 日本にもやっぱり在日の方なんかに対する差別ってあると思います。 差別から逃れるために治療を希望するミュータント 冗談じゃない、俺たちは誇りを持ってる、というミュータント、 両方が劇中に登場します ミュータントを病気だと断言して治療するというのはやはり 差別している側の論理ではないでしょうか? つまり、ミュータントだからかわいそう、 と思うこと自体が、差別というわけで 極端な例で、肌が白くなる薬が発明されたとして、黒人は飲むでしょうか? 別の例で、日本に永住する外国人の方の中にも、帰化するかどうかを迷う方は多いと思う 日本にずっと住むなら、帰化した方がいろいろメリットがあるんだと思うけど (税金の事とか多分。あと、ラモスや三都主みたいな理由も) それでもやはり祖国を愛する気持ちがあると、考えちゃうと思う。 そういえば、思い出したことがあります 何年か前、バンクーバーの語学学校に短期だけど行ってた事があって ある日の授業で、仮定法過去を使って文を作るという、というのがありました 「I wish I could~」(~できたらいいのにな)を使うのですが ~には、仮定法過去の約束事で必ず、 「実現できない、ありえないけどしたいこと」が入ります そこで、一緒のクラスの日本人の女の子が「I wish I could be a canadian.」 つまり「カナダ人になれたらいいのにな」その子は、本気で言ってるっぽかった その子はまだ高校生だったから、別に日本に不満があるわけじゃなくて 外国に対する単なる憧れだったんだろうけど、自分にはかなりショックでした。 日本以外のほかの国の人になりたいなんて、自分にはない感覚だったし、 世界中のどこを探しても、自分の国を捨てて 他の国の人になりたいなんて思う人はいるのか?とも思った この映画はアメリカの作品だけど、今のアメリカとアラブ諸国との関係にも当てはまるかも。 アメリカはイラクに戦争を仕掛け、フセイン政権をつぶして新たな民主主義の政府をつくった 他のいくつかの国にも同じことをしている。これって見方を変えれば、 今の政権の下ではその国の国民がかわいそう、っていう勝手な思い込みやおせっかいから 不要な戦争を始めてる、とも言えるだろう。 ハリウッドには平和主義者が多いから、遠まわしなブッシュ政権批判映画というのは 深読みしすぎだよね、やっぱり。 かなり脱線したね 一人で見るといろいろ考えちゃっていかんね。 X-MEN [特別編] X-MEN2 『X-menファイナルデシジョン』(1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 30, 2006 12:17:22 AM
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