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2007年08月06日
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カテゴリ:コラム
どうして台湾は、こんなに親日なんですか?

昨年、台湾の雑誌『遠見』が20歳以上の1000人にアンケートしたところ「一番尊敬する国」「一番移住したい国」などの筆頭に日本が挙げられたそうだ。そういえば以前、台湾に旅行をした際に、現地で知り合った人に好意的に受け入れられ、台湾は「親日」なんだと実感したことがある。でも、どうして台湾は親日なのだろう。産能短期大学講師で『日本に恋した台湾人』などの著書で知られる謝 雅梅さんにお話を伺った。

「やはり歴史背景は大きいですね。日本統治時代(1895~1945年)、その目的はどうであれ、日本が台湾のインフラを整備したことは今でも高く評価されてます。72歳になる私の父は、小学校4年生まで日本の教育を受けましたが、不思議と日本人に立ち居振る舞いも似てくるんですね。いわゆる日本の頑固親父と一緒(笑)」

では、65年生まれの謝さんや若い世代にも親日派が多いのはなぜ?

「私の世代の場合、反日教育も受けましたが、父の世代からいい印象も聞いています。日本のテレビ番組や雑誌なども昔からあって、よく見てました。今、20代くらいの若者には、日本の音楽やファッション、マンガやゲームなどのサブカルチャーが人気です。彼らの世代になると、もう日本との歴史をよく知らないんですよ。台湾も、日本のようにアメリカの影響は大きいんですが、やはり同じアジアの日本文化の方が肌に合う。これは一過性の流行ではなく、親日感情は昔から繋がっているんです」(同)

確かにアジアのなかでも、日本はもっともサブカルチャーが発達した国ですよね。

「そうですね。文化は日本、経済はアメリカにもっとも影響を受けています。それに、アジアのなかで経済発展を遂げた境遇も似ていますし、親近感があるんです」(同)

もちろん、過去の歴史評価も含め、台湾人のすべてが親日派というわけでもないだろう。しかし、せっかく高い評価を得ているのだから、それに恥じないお付き合いをしていきたいものですね。








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Last updated  2007年08月06日 07時25分25秒


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