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カテゴリ:コラム
OLたちの仰天節約術
国税庁による民間給与の実態調査の最新データでは、働く女性の平均年収は273万円。男性サラリーマンと同様、7年連続で下がりっ放しだ。先の参院選で完敗した安倍自民党の金持ち優遇政策や、選挙向けのスローガン「成長を実感に!」には「庶民の実情も知らずにフザケルナ!」とOLたちも怒り心頭。すずめの涙ほどの薄給にあえぐOLの悲惨極まる節約生活の実態とは――。 ●全裸生活でエアコン代を節約 通信機器メーカー勤務のA子さん(27歳)の手取り給与は約19万円。ここ数年、横ばいだ。 「家賃や光熱費、携帯代などで少なくとも毎月10万円。その残りから美容費や交際費を捻出(ねんしゅつ)するのはキツい。節約は切実な問題です。どんぶり勘定で事務所費用に何千万円も計上する政治家のやり方には腹が立つ」(A子さん) 職場の同僚の手前、ファッションにも気を使わなければならないし、断れない飲み会もある。そこで、見えないところでせっせと節約に励むわけだ。トイレットペーパーなど職場の備品をこっそり持ち帰るのは基本のキ。 「電気代がもったいないので、自宅ではエアコンは一切使いません。冬は室内でもコートを着たり、毛布にくるまって寒さをしのぐ。夏は基本的に素っ裸。バスタブに水をためておいて、汗をかいたらサッとつかる。水は10日に1回入れ替えます」(A子さん) バスタオルも、洗濯するのは1週間に1度だという。 ●ヌーブラ代わりに食パンを… “裏ワザ”を駆使して水道料金や電話代を節約するツワモノもいる。 「トイレを流す水がもったいないので、できるだけ会社や外出先で済ませて帰宅。家では、流すのは“大”の時だけ」(31歳・不動産) 「シャワーを浴びるのは週2回。他の日はシャワー代わりに“汗をふきとるシート”で我慢。夏場はアタマがかゆくなるけど、ひっつめ髪にしてごまかす」(29歳・IT) 「友達に用事がある時は、携帯に電話して“ワン切り”する。こちらの着信履歴が残るから、かけ直してもらえる」(25歳・接客業) 「ヌーブラは高いので、丸くくりぬいた4つ切りの食パンをガムテープで張って代用。使用後に焼いて食べたら、パリッと香ばしくておいしかった」(29歳・保険) 節約は美徳というけれど、これじゃ悲惨すぎる。 ●ダイエットと金欠は表裏一体 あの手この手で節約に励む中で、一番多いのが食費を削るという意見だ。 「なるべく自炊。主食は“豆苗”ですね。栄養価が高いらしいし、食べた後に根元を水につけておくと、また芽が出てきて食べられるから経済的。しょうゆや味噌は水で薄めて使う。塩分を抑えられて、ダイエットになるから一石二鳥です」(28歳・音響機器) 「給料日前はたいてい昼食抜き。ランチに誘われても、お金がないとは言えず“ダイエット中”と言い訳する。ふだんロクなものを食べてないから、ゴチ飲み(ごちそうしてもらえる飲み会)では、ここぞとばかりに食べまくり、残ったものは必ず持ち帰ります」(26歳・アパレル) 窮状を察して食事をおごってやれば株が上がるかも? もっとも、本当にダイエット中だったら余計なお世話だろうが……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月08日 08時35分47秒
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