おもいッきりテレビ終了、みの新番組も
みのもんた(62)司会の昼の名物番組、日本テレビ系「午後は○○おもいッきりテレビ」(月~金曜正午)が9月いっぱいで終了することが9日、分かった。番組スタートは87年10月で、20年の節目に幕を閉じる。みのは新番組にも引き続き出演するが、内容は一新される。同局は午後1時55分からの「ザ・ワイド」終了も決めており、平日午後帯4時間を一気に改編する。
「おもいッきり-」は、生活に密着した健康情報のほか、みのが一般家庭と生放送内で電話し、相談に乗る「ちょっと聞いてョ! おもいッきり生電話」などが人気だった。番組関係者によると、すでに局内外に「(みの)司会は変わらないが、9月に番組を終了する。10月からは新番組を立ち上げる」と通達されている。
番組は87年10月、山本コウタローの司会でスタート。89年4月から、みのが2代目司会者として受け継いだ。同時間帯のフジテレビ系「笑っていいとも!」が若者を中心に人気を集めたのに対し、みの独特の話術で男女中高年層をターゲットとし、2ケタ視聴率を記録し、日によっては「いいとも」を超えることもあった。しかし、今春以降は、「いいとも」の平均9%台後半に対し、「おもいッきり-」は7%台で、2ポイント以上の開きが出ていた。
さらに今年1月、「発掘!あるある大事典」のねつ造事件が発覚。番組得意の健康情報コーナーも、現場スタッフからは「マンネリもあるし、視聴者の目が厳しくなったので作りにくくなった」との意見が出ていた。
同局は若者をターゲットに番組改編を進めており、新番組の企画も急ピッチで作業が進められているようだ。「ザ・ワイド」の終了を受け、ワイドショー的な要素を盛り込む案などが検討されている。