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ポルノ? 愛? オノ・ヨーコ、コッポラも大絶賛した衝撃作が日本で公開!
映画『ショートバス』より 愛か? ポルノか? 今、世界中で論争が巻きおこっている問題作が間もなく日本でも公開される。 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で世界中から注目を集めたジョン・キャメロン・ミッチェルの新作『ショートバス』だ。ニューヨークを舞台に、人とのつながりや愛を求めてさまよう男女7人の姿を見つめたヒューマンドラマで、全編を彩るセックスシーンは、あまりにリアルで過激。そのきわどい内容に主演のリー・スックインがDJを務めている本国(カナダ)のラジオ局から『ショートバス』に出演したらクビだと脅されていた。 しかし、本作の芸術性を高く評価している各界の著名人が、彼女をクビにするといったラジオ局に、匿名で嘆願の手紙を送りつけ、事なきを得た。その匿名の著名人たちというのがすごいメンツ。 オノ・ヨーコ、ジュリアン・ムーア、フランシス・フォード・コッポラというそうそうたる顔ぶれだ。 自身も音楽家、芸術家としての顔を持つオノ・ヨーコは「検閲制度が暴力よりもセックスを拒絶するのは悲しいわ。そんな風にセックスを怖がってるから社会から暴力がなくならないのよ。くたばれ検閲制度!」とコメント。 巨匠、コッポラは「こんなに真摯(しんし)にセックスを描いたジョン・キャメロン・ミッチェルを称えたい。未知なるものを恐れず、正当にこの映画を評価してほしい」と切なる思いを訴えた。 演技派女優のジュリアン・ムーアは「『ショートバス』は、どんなアーティストでも参加したことを誇りに思える大胆でエキサイティングな冒険だと心から思う!」と本作のすばらしさを強調した。 これを受けたラジオ局は、さすがにスックインをクビにはできなかった。スックインはDJとしてラジオ局にとどまることになったのは言うまでもない。 『ショートバス』はそのセックスシーンにばかり目がいきがちだが、カンヌ国際映画祭の正式出品をはじめ、世界中の国際映画祭に出品され、高い評価を得ている作品。芸術性や作家性の高さは世界中の映画関係者が認めている。 しかし、アメリカをのぞくヨーロッパ、アジアではR18(18歳未満お断り)のレーティングが付き、韓国ではいまだに上映のメドさえついていない。日本でもR18の指定が決まっている。 ミッチェル監督は日本での公開に向けて「残念なことに日本の検閲が厳しくて、ぼかしをいれなければいけない場面があります。作品のテーマがそういったセックスに対する馬鹿げた恐怖心への反抗なのでこれは本当に残念なことだと思っています」と不満をもらしていた。 『ショートバス』は8月25日よりシネマライズにて公開 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月26日 08時43分17秒
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