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2007年08月31日
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不要な常駐ソフトを解除する



"スタートアップチェッカー 写真:ITmedia" わざわざ起動しなくても、Windowsと一緒に起動して使いたいときにすぐに利用できる常駐ソフト。ウイルスチェックソフトやメッセンジャーソフトなどだけでなく、Googleデスクトップや画像管理ソフトのメディアディテクタ(メモリカードが差し込まれると内部の画像などを見つけ出すソフト)など、Windowsの使い勝手を向上させるアプリケーションのほとんどが常駐ソフトだ。

 うまく使えば便利な常駐ソフトだが、

・Windowsの起動が遅くなる
・メモリを占有するので、利用できるメモリが少なくなる
・利用できるメモリが減ることでマシンが不安定になる
・常駐ソフト自体の問題でマシンが不安定になる
・タスクトレイにたくさんアイコンが並んで目障り

 といった欠点もある。

 しかもアプリケーションをインストールすると、断りもなく勝手に常駐ソフトがインストールされてしまうことも多い。使うこともあるのでアンインストールはしたくないが、常駐ソフトを常に動かしておくのはイヤだ──。そんな方も多いだろう。実際、Googleで「常駐ソフト」と検索すると、「常駐ソフト 削除」「常駐ソフト 解除」「常駐ソフト 停止」といった関連検索語が並んでいる。

 今回は、常駐ソフトを解除するための方法をご紹介しよう。

●初級──常駐ソフトのメニューから設定

 しっかりとした常駐ソフトであれば、普通はタスクトレイに表示されているはずだ。タスクトレイのアイコンの上で右クリックし、表示されるメニューから「常駐を解除する」、または「設定」を選んで設定内にある常駐解除を選択する。

 メッセンジャーソフトなどの場合は、アイコンをダブルクリックすればアプリケーションが立ち上がるので、そこの設定項目に「常駐の解除」が含まれていないか確認してみよう。

●中級──スタートアップから削除

 とはいっても、世の中には常駐しているのにタスクトレイに表示されないソフトも多い。また、タスクトレイから終了することはできるが、Windowsを起動するたびにゾンビのように復活する場合も多い。

 そこで次は、「スタートアップ」フォルダを見てみよう。「スタートメニュー」から「プログラム」-「スタートアップ」とたどるか、C:\Documents and Settings\ユーザー名\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ、C:\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー\プログラム\スタートアップに、Windows起動時のソフトウェアが登録してある。Vistaの場合は、ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startupだ。

●上級──msconfigを起動

 さて、ここからが本題である。スタートアップに登録されているなら行儀がよいほうで、突然Windowsとともに起動するようになったが、どこから起動を解除すればいいか分からないソフトというのがかなりある。

 ノートPCなどでメーカーがプリインストールしているソフトはほとんどがそうだ。メーカーからのメッセージやアップデートの情報を受け取るソフトが、ずっと常駐していたりするわけである。

 こうしたソフトの常駐を解除するには、「スタートメニュー」-「ファイル名を指定して実行」に「msconfig」と入力して「システム構成ユーティリティ」を起動する。ここにはWindows 95時代を彷彿とさせるWin.iniやSystem.iniが編集できたり、サービスの有効、無効、スタートアップの設定が可能になっている。画面を見れば分かるように、起動を解除させたい項目のチェックマークを外せば、次から起動しなくなる。

 ちなみにシステム構成ユーティリティでは、項目名と場所、コマンドしか情報がないため、何に使われているソフトなのか分かりにくい。実はオンラインソフトには、かなり詳細に常駐しているソフトの情報を伝えてくれるものがある。

 「スタートアップチェッカー」はWindows XP~2000用のソフトウェアで、スタートアップ項目や現在動作しているプロセスの項目、サービス項目を、解説を確認しながら無効化できるものだ。サイトでは「msconfigのスタートアップ部分機能強化版」だとうたわれている。こうしたアプリケーションをうまく使って、不必要な常駐を解除すれば、空きメモリも増えるし、マシンも安定するというものだ。

 ちなみにスタートアップチェッカー自体も常駐するソフトなので、ご注意を。








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Last updated  2007年08月31日 10時58分58秒


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