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カテゴリ:経済トピックス
米国株式市場が4日続落、ダウは8月以来の1万3000ドル割れ
米国株式市場は4日続落。企業の設備投資への懸念からハイテク株への売りが継続したほか、原油価格の下落がエネルギー株を圧迫した。 ダウ工業株30種は55.19ドル(0.42%)安の1万2987.55ドル。終値で1万3000ドルを割り込んだのは8月16日以来。 ナスダック総合指数は43.81ポイント(1.67%)安の2584.13。 S&P総合500種指数は14.52ポイント(1.00%)安の1439.18。 コザード・アセット・マネジメントのロン・キドー最高投資責任者(CIO)は、経済が減速すれば、メーカーや金融機関はシステムをアップグレードせず、ハイテク関連の製品やサポートも購入しなくなると指摘。「こうした見方がハイテク株売りの背景だ」と述べた。 アップルは7%安。グーグルは4.8%下げた。 原油価格がこの2週間で最大の下げとなったことから、エクソンモービルは2.7%下落した。米原油先物12月限の清算値は1.70ドル下落の1バレル=94.62ドルとなった。 半面、シティグループは1.4%高と、銀行セクターの上昇をけん引した。シティのロバート・ルービン会長が英フィナンシャル・タイムズ紙に対し、プリンス最高経営責任者(CEO)の後任は戦略上の裁量を制約されることはない、とコメントしたことも支援材料となった。同紙は、これによってシティの分割の可能性が高まるとしている。 金融セクターはこれまで売り込まれてきたが、この日は押し目買いが優勢となり、10月上旬以来初めて3営業日連続でプラス圏を確保した。S&P金融株指数は0.2%高で取引を終了。 ベテランズデーで債券市場が休場だったため、商いは薄かった。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 12987.55(‐ 55.19) 前営業日終値 13042.74(‐223.55) ナスダック総合<.IXIC> 終値 2584.13(‐43.81) 前営業日終値 2627.94(‐68.06) S&P総合500種指数 終値 1439.18(‐14.52) 前営業日終値 1453.70(‐21.07) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月13日 08時39分46秒
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