『ジョージは長年の間にイタズラを洗練させてきたので、きっと今、この瞬間にも僕に何か仕掛けていると思うけど、全然分からないんだ』とマット・デイモンは語る。
だがそのクルーニーも一度、ブラッド・ピットの巧妙な策略に引っかかった。イタリアでの撮影開始前、ピットは偽の進行表をイタリア語で作成。それには、クルーニーからの強い要望で、スタッフは彼のことを必ず役名で呼ぶようにと書かれていた。「一ヶ月間、スタッフはみんな、『おはようございます、ミスター・オーシャン』、『分かりましたミスター・オーシャン』と言っていたんだ。」とデイモンが思い出しながら言う。
『最初はみんなふざけてるだけだと思って愉快だったけど、ある時点で、なんか変だなと思ったんだよね』とクルーニーが楽しそうに話す。「で、僕は進行表を見つけて、それを訳してくれと頼んだんだ。そして、イタリアの新聞に、僕がみんなにダニー・オーシャンと呼ばせて、まるで歌姫みたいだという記事が載った。その時にブラッドが現れた。『うまくやったろ?』と彼が言うので、僕は、『ああ、この仕返しはいろんなところに及ぶからな』と言っといた」
そして、クルーニーのした報復は・・・明日お伝えします。