今回の新風舎の件について「作者」の立場で一言。
出版業界に限らず、さまざまな分野において「一寸先は闇」は有る。
今回の件で、社長さまも随分考えられたコトと思う。全てを放り投げれば楽になるだろう所を、必死で踏ん張ってくれているのだと思う。
その踏ん張りに賛同してくれる企業が有るというのが現状の全てだと思える。
「お前は既に本が出来上がってるからそんなコトが言えるんだろう」
…そう言われてしまえば返す言葉も無いけど。
私の場合も企画から出版までの全てが順調だった訳でも無い。でも、自分の意志で続けて出した次第。
「適当に本を作ってる」みたいな意見も幾つか聞いたけど、自分のお世話になっている2部門に関してはそんなコトは全く無かった。
でも、所謂「自費」なので、出費は大きく泣けたのは本当。
印刷・製本だけを考えたら正直「高い」だろうと思える額だったけど、その「高い」分、自分では出来ないコトを沢山して貰った。
私の様なアマチュアレベルでは到底無理なイラストさんへの依頼や、書籍の流通。
その流通に関しては、製本が上がる前から営業さんが動いてくれてスゴく嬉しかった。
出来上がった本が池袋の某書店にしっかり並んでるのも確認したし、少しだけど図書館にも納入されてる、現状。
私の場合。個人レベルでは出来ないコトを沢山して貰ってるので、自分としては納得のいく出版だった。
今回の件で、出版を取りやめる人もいるだろう。あれこれ悩むなら止めるのも有りだと思う。「自費」な以上、決断を下すのは自分。悔いの無い様にして欲しい。
偉そうに言いたいコト好き勝手書きましたが、私の意見はこんな所です。