テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:英国旅行記
イギリスの名所旧跡を巡るにあたって、私が用意していたもう一つの秘策…
それは「ヘリテッジ・パス」である ヘリテッジ・パスは、イギリス国内の史跡や城、庭園などに無料で入場できるパスだ このパスを持っていれば、ウィンザー城をはじめ、ロンドン塔、ストーンヘンジ、ハンプトン・コート・パレス、ローマン・バス・ミュージアムなど、600箇所を超える文化遺産を無料で見物できる ブリットレイル・パスと同じく、受付でにっこり笑顔で(笑う必要はないが…)パスを見せるだけでOKという優れものである ときどき「Student?」などと聞かれることがあるが、やはり笑顔で「Yes」と答えておけば(たぶん)問題ない 欧米人から見ると、東洋人は実年齢より若く見えるらしい イギリス滞在中、何度か受付で学生かと問われる場面があったが、正直にeditorと答えたのは入国審査のときだけだった(笑) 無事に受付を通過し、なだらかな坂道を上っていくと聖ジョージ門が見える ここからが、いよいよウィンザー城だ ウィンザー城は、1080年頃ウィリアム一世によって築かれて以来、900年以上も王室の居城として使われてきた もちろん現在も、エリザベス女王の公邸として使用されている 四月と六月には女王が公式滞在し、またバッキンガム宮殿に代わって外国元首を迎える公式行事の場になることもある 女王をはじめとするロイヤル・ファミリーたちが、私的に滞在することもあるそうだ 城内はとても広大で、城に仕える多くの人々(城守やウィンザー騎士団など)の住居や執務場所も含まれている しかし一般に公開されているのは、ステート・アパートメンツ、クイーン・メアリー人形館、聖ジョージ・チャペルの三つのみ ステート・アパートメンツは、謁見の間や王の寝室、舞踏室など、歴代の王と家族たちが実際に使用していた様子をそのまま残して公開されている 内装や家具調度品は驚くほど豪華で、王たちが世界中から集めまくった(というか戦利品として奪った?)骨董品や絵画などが、ところ狭しと並んでいる 後でパンフレットを見て知ったのだが、トラファルガーの海戦でネルソン提督の命を奪った弾丸なんていうものも飾ってあるらしい 残念ながら撮影禁止だったので、内部の画像は一枚もない(苦笑) ステート・アパートメンツを出たところに、クウォドラングル↑がある ここは、外国元首を迎える際に衛兵が行進し、華やかな儀式が行われる場所だ また、女王の公式滞在時には、ここで衛兵交替式が行われる 真冬でも丁寧に刈り込んだ芝が青々としていて美しい 最後に、聖ジョージ・チャペルを写真におさめた ここはイギリス王室の墓所でもあり、悪名高い(?)ヘンリ8世も眠っている 外観をできるだけ写真に入れたいと思って撮影に集中しているうちに、私はいつの間にか立ち入り禁止区域に入ってしまっていた すると、たまたま通りかかった(おそらく城に仕えている)人に、厳しい顔で「Off!!」と怒られてしまった(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 11, 2006 03:04:12 AM
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