第12戦ベルギーGP スターティング・グリッド
第12戦ベルギーGP まさか、フォースインディアにこんな力があるなんて。。。ジャンカルロ・フィジケラが3年ぶり、2006年マレーシアGP以来の一番手を奪取した。エンジントラブルに悩まされるS・ヴェッテル。一週間前のヨーロッパGPでもエンジントラブルに見舞われ、今季残り6戦に向け、ベッテルには長距離を走ったエンジンが2基と、フレッシュエンジンが2基残されている。もし許可されている8基以上のエンジンが必要になった場合、ベッテルには1基を追加するごとに10グリッド降格の処分が科されることになってしまう。ここ、ベルギーGPでは、エンジン温存のためか、8番手スタート。残り、6戦になって、各チームとも2010年シーズンのドライバーを決める時期になっている。来シーズン、トヨタに残れるか微妙なJ・トゥルーリが2番手タイムを叩き出し、意地を見せた。結果を残して、来シーズン契約への実績作りができるかどうか?実績といえば、同僚N・ロズベルグが着々とポイントを重ねているのに対して、中嶋一貴が不振だ。今シーズンノーポイント。ウィリアムズが来シーズン、トヨタエンジンをつかわない可能性があるだけに、実績を作らないとシートの残れるかが微妙だ。悩める中嶋一貴は18位スタート。ブラウンGPのJ・バトンも14位に沈んでいる。多少のアドバンテージはあるものの、ノーポイントはいただけない。決勝では、最悪でもポイントを獲得しないとズルズルいきそうな気配がする。フェラーリ・Fマッサの代役ルカ・パドウェルも悩んでいる。フェラーリで、最後尾スタートは期待はずれ。レースが久し振りとはいえ、テスト・ドライバーを行っているわけだし、この展開は期待はずれ。ベルギーでいいところがなければ、レースごとに若手にチャンスを与えたほうが、フェラーリの2010年にとってはいいのではないのだろうか?さてさて、久し振りに一列目からのスタートをする、J・フィジケラとJ・トゥルーリ。ベテランの意地を、決勝レースでも望みたい。第12戦ベルギーGP スターティング・グリッド列順 Pos.ドライバー ( コンストラクターズ) 1位 J・フィジケラ(フォース・インディア) 2位 J・トゥルーリ(トヨタ) 3位 N・ハイドフェルド(BMWザウバー) 4位 R・バリチェロ(ブラウンGP) 5位 R・クビサ(BMWザウバー) 6位 K・ライコネン(フェラーリ) 7位 T・グロック(トヨタ) 8位 S・ヴェッテル(レッドブル) 9位 M・ウェバー(レッドブル) 10位 N・ロズベルグ(ウィリアムズ) 11位 A・スーティル(フォース・インディア) 12位 L・ハミルトン(マクラーレン)13位 F・アロンソ(ルノー) 14位 J・バトン(ブラウンGP)15位 H・コバライネン(マクラーレン) 16位 S・ブエミ(トロ・ロッソ)17位 ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ) 18位 中嶋一貴(ウィリアムズ)19位 R・グロージャン(ルノー) 20位 ルカ・パドウェル(フェラーリ)