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カテゴリ:暮らし
朝日新聞の1月1日付け朝刊から
「ロストジェネレーション25~35歳」 というタイトルで特集記事が載っています。 何回かの連載のようで、1月3日付けの朝刊にも載っていました 団塊世代の子供らを含む25~35歳の人たちはバブル崩壊後に就職期をむかえ、 「失われた10年」と呼ばれる不況の影響を一身に受けた世代である。 総中流から格差社会へ、初めて日本社会が経験した社会構造の変化を体現し、 その犠牲にもなった世代、ロストジェネーション。 社会の主軸になりつつある彼、彼女らは今、どんな生活を送り、 どこへ向かおうとしているのか。 この約2千万人の塊は、確実に日本の将来を左右する。 (1月1日付け冒頭文書より) この記事を読んで、悲しさと恐ろしさを感じました 会社は、正規採用を減らし、非正規労働者で動かしています。 正規採用枠はほんの一握り。 非正規労働者は生涯賃金を正規労働者と比較すると 2億円近い差(世帯で一人の収入により生活した場合)が出るようです。 また、35歳を過ぎてもフリーターから抜け出せない中高年フリーターは増加傾向で、 年収は障害200万円台から生涯上がらず、 もし、そんな人たちが正社員であれば払えたはずの税金や保険料は 膨大な額になるといいます。 大学卒から60歳までフリーターの人が正社員だった場合、 38年分の納税額はいくらになるかをフリーター人口が平均150万人規模で 推移すると仮定して試算すると住民税の損失、所得税の損失。 社会保険料の取りこぼし、雇用保険料の合計でマイナス52.8兆円になるそうです これは、07年度政府予算案の税収53.4兆円に迫る数字だとか・・・。 労働法制改悪や小手先の制度がこんな事態を招いてきたのだと思います。 個人一人ひとりの生活が苦しいだけでなく、 結局、政府の収入にも影響しているという状況は悲しいばかりです。 大企業の儲けに加担して国民の生活水準を引き下げ、 勝ち組と負け組みの格差構造が出来上がり、 修復しようとしてもできないところまできている最悪な状態だと思います どこかの時点で、臨界点が来て何もかもが破綻してしまいそうな気がして ならないのです。 夕張市の事例のように、破綻してしまった後に、 「知らなかった。」では済まされないと思います。 小さな力では何もできないかもしれませんが、 まずは、今の社会の状況を知ることが必要な気がします。 そして、同じ声をいつか大きな力に変わっていくのだと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.08 16:13:15
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