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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:娘の成長記録
今日は、実家の父が娘にくれた宮沢賢治作の『よだかの星』の話しをしたいと思います。その絵や写真に感動したり感心したり、久しぶりに読んだ宮沢賢治に懐かしくも心が動いたり、そんなこんなで書かずにいられませんでした。
『よだかの星』は、やっと人とのコミュニケーションを積極的にしようとし始めた2歳の娘を持ち、2人目の出産を控えている立場で読むと、涙が止まらない作品でした。「可哀想なよだか」とか「いじめの犠牲者のようだ」とかそういうのではなく、「平安」とか「安心」とか「信頼」とか「家族」とか「友情」とか、そんな事を細々と考えてしまうものでした。世の中には、考えても答えが出し切れない事が多くあります。悩んでもどうする事も出来ない事も沢山あり、自分が悩みや苦しみの当事者になる事も有り得ます。自分自身はおろか、他人でも解決しきれない、そんな問題を日常の裏に抱えていたりします。そんな事を、私自身も忘れないでいたいと思います。 私の父親は、美術教育の一端に居る人です。 この二冊の絵本は、もともとが私の娘に買い与えるつもりで買ったのではなく、美術教育に携わる勉強をする学生に見せるための物だったそうです。それを使用後にいただけた訳です。こんな機会も、素直にありがたいと感じます。 さて、一冊目ですが、 この、中村道雄という人の組み木絵の絵本は、初めて見ました。圧倒される絵に、宮沢賢治の作品の印象も更にズッシリ来ます。 私には『もちもちの木』以来の衝撃でした。是非、本屋さんなどで機会があったら手にとって見てほしい作品です。 絵としてだけでも、もっと見たいと感じるものでした。 こちらの絵は反面、どこかで見た事のある絵と親近感の沸く絵。実際、作品は多い村上康成さんの絵。文章も原文には忠実に、年少の読者に親しみやすいようにと表記などを現代に合わせてあるため、読み聞かせにもスムーズです。実際、2歳4ヶ月の娘でも、すべてのストーリーを理解してはいなくても、宮沢賢治のリズムを楽しんでいた様子です。小ぶりなサイズでもあるため、時々パラパラとめくっては、親の自分も楽しんでいます。 今日はこの他に、八重洲ブックセンターで洋書のセールをしてたと、数の本も買ってきてくれました。色も綺麗で、最近、娘がはまっているパズルでも、英語の単語を私と一緒に声に出して言いながらピースをはめるなどして楽しんでいるので、数字やアルファベットを見るのは楽しそうです。 遊びとして、英語にも引き続き係わらせてやりたいと思うこの頃です。 ボードブック: 36 p ; サイズ(cm): 出版社: Dorling Kindersley ; ISBN: 1405301279 ; (2004/01/29) "My First Number Board Book (My First S.)" お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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