もう一つの京阪電車・京阪石坂線
9月17日に京阪京津線を取り上げましたが、続く石坂線を取り上げるのが遅くなってしまいました。皆様、永らくお待たせしまして、申し訳ございません。石坂線は、比叡山の麓の坂本から大津市の中心部にある浜大津を通り、琵琶湖から流れる瀬田川に沿った石山寺まで大津市内を南北に貫く路線です。京津線同様「ちんちん電車」を起源とします。このため浜大津付近で併用軌道が残り、車両も小型の600・700形が使われます。kidou01 posted by (C)枝郎kidou02 posted by (C)枝郎写真は浜大津付近の併用軌道を電車から撮影したものです。道幅は狭く、窮屈。電車と自動車のすれ違いも大変そう。同線は浜大津で京津線と接続し京都は三条京阪・市役所前・太秦天神川へつながっていますが、坂本から皇子山(大津京)にかけてJR湖西線,浜大津付近から膳所・石山にかけてJR東海道本線とそれぞれ距離を置いて並行しており、そのため大津市中心部へのアクセス路線ならびに京都・大阪方面へ向かうJRへの連絡路線として機能しているのが現状です。北側・坂本方面は部分的に田畑も残る新興住宅地を走り、南側・石山寺方面は古くからの市街地をスラロームしながら走ります。keihan700_01 posted by (C)枝郎また石坂線の車両は、本線系統で絶滅寸前のグリーン濃淡のツートンカラーが残存しています。ですが、広告ラッピングや企画ラッピング・塗装なども行われていて、かなりカラフルになっています。これらの一部も紹介していきます。なお、今回は浜大津→石山寺→唐橋前→坂本→浜大津と廻り、撮影しました。keihan600_01 posted by (C)枝郎最初の写真は600形の比叡山坂本ケーブルカーの宣伝塗装。ケーブルカーの車両と同じ色に塗られています。石山寺を出発したところを撮りました。keihan600_02 posted by (C)枝郎こちらは大津市内で開かれた揚げ物のイベントの宣伝ラッピングを施したもの。残念ながらイベントは半日後の台風通過で中止になりましたが・・・石山寺到着の列車を狙いました。keihan600_03 posted by (C)枝郎また、600形には本線の特急車8000系・旧3000系の旧塗装に塗られたものもあります。ちなみに京津・石坂線の旧型車両も、一部このように塗られていました。唐橋前で撮影。keihan700_02 posted by (C)枝郎こちらは700形の「きかんしゃトーマス」のラッピング編成。京津・石坂線の一日券の券面にも、描かれています。石坂線と大津線は、本線にも、他の大手私鉄にもない魅力がいっぱいです。是非とも直接お越しになり、撮影や乗り歩きをされてみることをお勧めいたします。日向千歩/京阪電車~日向千歩(四代目おけいはん)と行く京阪沿線紀行~5%税込み3,471円【トミーテック】 鉄道コレクション第17弾 京阪電気鉄道大津線600型2次車 【2両セット】5%税込み4,200円↑お求めは楽天市場へ↑