大阪環状線・桜ノ宮駅
先週末関西へ行った折、大阪環状線の桜ノ宮駅で撮影を試みました。同線の環状運転では103系・201系が使われていますが、待望の後継車両である323系がメーカーで竣工し、納車→営業運転が近くなっていることから現行車両の記録をと考えた次第です。桜ノ宮駅の大阪寄りに大川を渡る鉄橋があり、通り抜ける外回り(京橋・天王寺方面行き列車がばっちり撮れます。そこで狙いました。環状運転の主力・201系です。これまで東海道・山陽本線の各停で使われましたが321系投入により7両全34編成を2分割して8両と6両に組み替え、前者を森ノ宮に配置して大阪環状線,後者を奈良に配置して関西本線の各停に使用しています。基本的に環状運転と桜島線で用いますが、朝夕の通勤時間帯には関西本線へ直通する快速にも。古くから使われている103系。JR東日本管内では全滅しましたが、JR西日本管内ではここと関西本線・奈良線・阪和線で健在です。しかし阪和線は今年度から225系5100台への置き換えが始まり、環状線でも323系への置き換えが近づきつつあります。また、同線活性化を目的にしたフルラッピング車の「大阪パワーループ」もあり、カラフルな外観で目立つ存在です。乗り入れ車両にも触れておきます。関西本線から「大和路快速」として入る221系。環状線を1周して天王寺へ乗り入れます。阪和線から「関空/紀州路快速」として乗り入れる223系。「関空」は関西空港から,「紀州路」は和歌山から来て日根野で併合して北上して天王寺から大阪を経て京橋へ乗り入れます。ただし時間帯によっては環状線をまるまる1周。「大和路」も「関空/紀州路」も環状線内では通過駅があります。このため通過駅では、環状運転だけ毎時4往復しか停まらないケースも。旧国電区間でこの本数はありえません。山手線とは大違いです。関西外からやってくる人々は山手線のように「赤い電車が5分おきにグルグル廻る」と誤認されているケースが多いようなので、現状を見たら驚くかも知れません。環状線内では快速列車も各駅に停め、利便を向上させたほうが望ましいでしょう。