社会人アメフトXリーグ・ノジマ相模原対オービック(2016年8月28日)
社会人アメフトのXリーグ、いよいよ秋季リーグ戦が始まりました。12月の「ジャパンXボウル」,そして正月の「ライスボウル」へ向けて新たな戦いがスタートです。我らがオービックシーガルズは、2013年を最後に遠ざかっていた「日本一」を奪還するため、春季の「パールボウルトーナメント」で古庄新ヘッドコーチの下問題点を洗い出し、この夏の間厳しい練習を積んできました。秋季リーグ戦の初戦は、川崎の富士通スタジアム(旧川崎球場)でノジマ相模原ライズと対戦しました。昨年苦杯を舐めたチームです。同チームは思い切った補強に乗り出し、ミシガン大学出身の大型QBデヴィン・ガードナー選手(背番号98)が入団しました。シーガルズも既に、春季トーナメント戦からジェリー・ニューハイゼル選手(背番号15)を投入しています。春季トーナメント戦では荒削りなプレーが散見されましたが、修整できていますかどうか。試合開始は15時30分。ノジマ相模原の先攻で始まりました。長身のガードナー選手ですが、ボールを持ったまま迷う場面もあり、それに乗じてDLのケビン・ジャクソン(背番号11),江頭玲王(背番号93)両選手がQBサックを決め攻守交代。シーガルズ最初の攻撃ですが、先発QBはニューハイゼル選手。チームが待ち望んだ長身QBです。パスの正確さは向上しましたが、ファーストダウンも上げられず攻守交代。その後前半は一進一退の攻防が続き、2度ノジマに得点のチャンスがありましたが守備がブロックして守り抜きます。しかし第2クオーター残り1分でノジマに先制のタッチダウンを決められてしまいます。が、シーガルズも負けられません。QBをドタンバやピンチのときにフルパワーを発揮するお馴染み菅原俊選手(背番号6)に代え、限られた時間で逆襲を図ります。残り1秒でフィールドゴールを狙いますがブロックされそのまま後半へ。後半、ニューハイゼル選手から、NFL挑戦経験のあるチームの看板・WR木下典明選手(背番号18)へのタッチダウンパスとトライフォーポイント(タッチダウンを決めたあとのフィールドゴール,これで1点追加)が決まり7対7の同点とします。その後ノジマも勝ち越しのタッチダウンを決めますが、トライフォーポイント失敗で13対7。それがシーガルズにとって追い風となりました。第4クオーター残り3分でニューハイゼル選手からWR西村有斗選手(背番号84)へのタッチダウンパス,そしてトライフォーポイントが決まり13対14と1点勝ち越し!そして残り時間で守りぬき、シーガルズが白星発進となりました。最後は安東純貴主将(TE,背番号88)の挨拶で締めとなりました。この試合を見た限り、ニューハイゼル選手のパス精度は上がってきています。しかし、ロングパスがまだまだ。菅原・畑(背番号12)各選手とのきめ細かい使い分けはまだまだ必須です。次回は同じ富士通スタジアムで9月11日11時から。相手は明治安田ペンタオーシャンパイレーツです。相手の強弱や優劣は関係ありません。果敢に挑みましょう!