社会人アメフトXリーグ・オービック対IBM(10月23日)
しばらくぶりに、オービックシーガルズを応援に川崎は富士通スタジアムに来ました。今回の相手はIBMビッグブルー。春季の「パールボウルトーナメント」の優勝チームです。試合前は各選手とも、綿密かつ気合いを入れて練習にのぞんでいました。秋季リーグ戦は無敗を続けているので、勝ち続けることが有利になります。試合開始は14時。コイントスの結果、IBMの先攻で始まりました。最初は守備が頑張り、ファーストダウンを与えません。オービック、最初の攻撃でのQBは長身の大砲,ジェリー・ニューハイゼル選手(背番号15)。最初はパスが冴え渡り、先制のタッチダウンを決めます。そして第2クオーターにWR・萩原竜馬選手(背番号85)へのタッチダウンパスが決まり14対3と引き離します。しかし。相手にタッチダウンを決められ4点差となり、さらに残り29秒・残り数ヤードまで攻め込まれましたが阻止できず14対10にされてしまいます。後半はIBMに逆転のタッチダウンを決められてから、ニューハイゼル選手がペースを乱します。劣勢になるとアセリが生じ、空回りして思うようなプレーができなくなってしまいました。ピンチや劣勢に臆しない、細かいプレーができる菅原俊選手(背番号6)に速やかに変えるべきだと個人的に思うのですが、第4クオーターでの逆転を信じて起用を続けました。何とか、フィールドゴールで17対17の同点で延長になります。延長は攻守それぞれ1回づつプレー。オービックの先攻で始まり、タッチダウンとトライフォーポイントを決め24対17と勝ち越し。ですが、このあとのIBMの攻撃でタッチダウンパスを決められてしまいます。このあとのトライフォーポイントを封じればオービックが1点差で勝ちます。フェイクプレー(途中でキックから違うプレーに変える)で2ポイントコンバージョンを決めて逆転もありえます。IBMはその後者を選択しましたが失敗!24対23でオービックが辛勝しました。最後は安東純貴主将(TE,背番号88)と砂川敬三郎副将(DB,背番号1)の挨拶で〆ました。今回は、ニューハイゼル選手のメンタルの弱さを露見させる結果になってしまいました。期待された大砲が、劣勢の場面に弱いのでは、強敵である富士通フロンティアーズに勝てません。強い精神力を持つよう鍛錬するとともに、ピンチや劣勢にも臆さない菅原・畑(背番号12)両選手のさらなる活用が必要でしょう。これは、菅原・畑両選手が大好きだからという個人的な贔屓目で論じているのではないことを、申し上げておきます。次回は10月30日、大阪はエキスポフラッシュフィールドでエレコム神戸ファイニーズと対戦します。お金が許せば、参戦したいと考えています。