ピーチアビエーション・成田→福岡線
今回の福岡への旅では、新東京国際空港(成田空港)からLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)を利用しました。LCCは日本国内で2010年代から登場した航空輸送の業態で、安全対策や事故防止に費用をかける代わりに不必要な部分を削減または別料金化したり、ネット予約・クレジット決済の推進により運賃を既存航空会社より非常に安くしています。今回は往路にピーチアビエーション、復路にジェットスタージャパンを利用しました。本項では、往路に利用したピーチアビエーションを取り上げます。ピーチアビエーションは関西国際空港を拠点として全国主要都市と韓国・台湾・香港へ路線を拡げます。成田からは関西・福岡・那覇などへ展開。成田では専用ターミナルである第三ターミナルではなく、第一ターミナルから発着します。第一ターミナルの国際線部分は狭く、閑散としていました。チェックイン端末から荷物検査場を経て搭乗ロビーまで、距離があります。それでも、搭乗開始時刻までには乗客が集まってきました。搭乗の便の出発予定は9時ちょうど発ですが、折り返しの遅れがあったのか搭乗開始は8時50分。ドアクローズも15分ほど遅れました。程なくして離陸。機材はエアバスA320型で、座席は革張りの3人がけ。音声番組・動画番組の設備はありません。座席の間隔は在来線特急の普通車より少し狭いくらい。何かしら飲食をして外を眺めるか眠るだけですから、そんなに問題はないと思います。軽食や飲料は有料。水平飛行に移ると、ワゴン販売が2往復して、さまざまな飲料水や軽食などを売ります。また、福岡空港から北九州・佐賀・久留米へのバスの片道割引きっぷや西鉄バス福岡市内1日券,九州内の路線バスや高速バスが何度でも利用できる「SUNQパス」も販売。逆に成田へ向かう便では京成スカイライナーの片道割引きっぷも販売しており、非常に便利です。少し寝ながら、2時間近いフライトは過ぎ、ほぼ定刻に福岡空港に到着しました。到着時のアナウンスの「みなさま、ほんまに、おおきに」が、関西空港を拠点とする会社らしい。久しぶりの福岡空港は、大規模な工事の最中。少し混乱しました。ここから地下鉄で、博多駅を目指します。明日は復路に利用したジェットスタージャパンを。