長野電鉄8500系
さて、善光寺に早朝参拝したあと、時間が余ったため、長野電鉄に乗ることにしました。長野電鉄では、かつて東京急行新玉川•田園都市線の主役として昭和50年から本年2月まで活躍した、8500系電車がいまも活躍しています。長野電鉄の8500系は、平成17年に、これまで使われてきた2500系(元東京急行旧5000系)の置き換えのために譲り受けられました。3両編成を組みます。製造当初の編成も譲り受けられており、対象編成にはそれを示す銘板や昭和51年度「ローレル賞」の授賞プレートが付けられています。譲り受けにあたっては、不足する制御車を補うため、一部の編成は、中間車に運転台をあと付け改造して組み込みました。オリジナルとは、少し顔立ちが違います。右側にある「運行番号表示」が、ありません。しかしながら、8500系は「界磁チョッパ制御」という特殊な動力制御装置をもち、現代の電車の主流である「VVVFインバータ制御」とは異なります。チョッパ制御機器の部品の一部が製造終了して部品調達が難しくなっており、さらにインバータ制御に比べ不経済なことから、現在置き換えが検討されています。昨年、元東京地下鉄日比谷線03系を購入した3000系が登場したのも、その布石かも知れません。写真1〜4枚目は信州中野5枚目は須坂6枚目は長野にて撮影