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テーマ:■ヨガ・ピラティス■(2544)
カテゴリ:メビウス気流法
メビウス気流法
朝日カルチャーセンターで行われたメビウス気流法のセミナーに参加してきました。 気流法の紹介から入ります。 気流法は、創始者がこれまで発見・再発見してきた、人間の営み・それらを根本的に支える法則を学びます。 創始者である坪井香譲師はそれを身体の文法と名づけました。 気流法のエクササイズは5つに分かれます。 ・立つ事座る事、中心を感ずる ・身体の自覚 3Rのエクササイズ ・流れ・巡り ・呼吸法(まずは感ずる事から) ・手合わせ・ひかりの武 創始者は子供の頃より瞑想、呼吸法等に興味を持ち、後に合気道を学んでいます。創始者にも接したことがあるといいます。 気流法は、禅、沖ヨガ、野口整体、野口体操、東西古来の健康法、武道、哲学、心理学等の身心に関するあらゆるジャンルを包括したメソッドです。 活動は国外に及び、ボディワーク関係者やダンサー、芸術家、武道家によく学ばれています。 気流法の原型をはじめて教え始めた時、指導したのは中心を感じながら立つ事座る事だけだったといいます。 重力を感じる事。これが基本になります。 まず手を上げ下げし、全身とのつながりを感じます。 「感じようとしなければ、そこでつながりが切れてしまう。」 坪井師の良く使う言葉の1つです。 つながりを感じるために力まない事、膝裏をわずかに緩める事(単に曲げるとは違う)、目、舌の根を緩める事に注意するよう指導されます。 正坐からゆっくりと猫のポーズのようになり凝った部分をつながりを感じながら緩め元の姿勢に戻るエクササイズ、 仰ぎと伏せという頭と首の関係と全身のつながりをつけるエクササイズ、 リラックスジョキングという重みを感じながらゆっくり走るエクササイズを行いました。 ツボの紹介。 意識する事によって動作・意識レベルのアップするツボのいくつかが紹介されました。 今回は夢枕と山陰です。 夢枕は腕を緩めます。 山陰は乳首のライン上を縦に下に行き肋骨のすぐ下の部分です。 気流法の中核を成すエクササイズの1つやわらげ、を最後に行いました。 やわらげは坪井師の夢に出てきた武人の動きが元となっているようです。8の字、無限大の動き。どこまでも途切れる事のない動き(実際には一度動きの断絶があるとのこと)。 重力を、身体の重さを味方に、始めは手を使わずにやわらげを、そして手を前に出し骨盤からの全身で8の字の動きを行います。 全身と後退、輪になって左回りに、リズムに乗りながら、行っていきます。 今回坪井師は片足を痛めてそれより回復されたばかりです。 そのことが元で身体への気づきが深まり進化が速まったとのこと。 人間はいくつからでも80歳,90歳からでも身体は成長するといくつか例を取り上げながら、いいきります。 やわらげはまず自分自身の身体を、そして、周りをそしてもっと大きな広がりを持って変えていくといいます。 和の技法。人とのつながり。 逆に放つ方法も言葉だけ紹介されてました。 型はあるが、そこから自由になること、基本は感じる事、つながりをつける事、そしてそのためにリラックスしておく事 身体知、身体の方がよく分かっている、とも言います。 年をとっても師のように柔軟な身心の動きを身につけたいとつくづく思った一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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