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テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:メビウス気流法
今回の気流法のセミナーは創始者 坪井香譲先生と観世流シテ方能楽師 小早川修 師の対談。
まず坪井先生から武道と能の生活・モノの発想の仕方が似ていることが紹介された。なまものであり猛烈に変化していきどうなるか予測がつかない、その時のコンディション・天気云々も関わってくる。死というものを身近に感じ生きる。また、今 身体技法が流行っているが能は現在もその最先端にあるだろう、とのこと。 小早川師からは基本の姿勢の取り方、足運び、発声の紹介。 姿勢はさすがに難しい。XYZ軸全てに張った状態。 その状態で正座し不動体で安定しているかペアで確かめ合う。その後正座からの立ち上がり方、そして足運び。 足運びでは和紙の上でも行った。 破けなかったので喜んだのも束の間、講師から破けにくい高級紙だとの説明が…。 ついで、はこびとともにさしこみ、しまいを紹介される。 これ又難しい、当然か。特に形はともかく意識が抜ける。 。 さしこみでは扇子の先を空間に延長させて、その先を正に差し込むように。 ひらきは空間ごとひらいていく。 空間ごと切り裂き動く。 空間ごと持っていくはこび。 面(おもて)は顔から迎えにいくようにかける。 直面。常に面をつけている意識を持つ。 面は目の穴の高さは必ずしも合わないし、穴は小さくごく限られた視界となる。 後ろから自分をみている面持ち。 腕は動かしているときも脇を意識しておく、腕を動かすときは脇からがよい、とのこと。 扇子の持ち方について。 そのことに関連して坪井先生に呼ばれデモ。 まず立位で腕相撲(っぽいテスト)を行う。やや私が弱いか。 次に私は教わったようにセンスを持って再度テスト。 相手の力を受け付けず逆にからだごと横に持ってゆける。 指の意識1つで身体が変わる! 今度は上記のような不動体・統一体に近づくための気流法のワークの紹介。 次に紹介された、そこから動くワークはシンプルだか身体を割り練るのに非常によい。 各宗教の祈り・瞑想に入る動作の共通性を見い出したものだとのこと。 能の発声。 い の口の形で横に声を響かせていく。面のほとんどは口が動くようにできていないからということもあるそうだ。 等々 厳しさの中からリラックスを見い出していく。 小早川師の仕舞は凄かった。 会議室の中ゆえ、また勝手が違ったそうだが… 。 空間ごと、観客まで捉え 変化していく。 あとは気流法をさくっと紹介。 あらゆるジャンルに共通する法則を 身体の文法 と名付け紹介している。 大事なのは 重力(それだけじゃないが)との関係。 一時期は軸を意識しスクワットのように上下する型のみ行っていたとも。 今回紹介された型は腕の動きを通じて全身を割っていく、特に左右だけでなく前後にも割るような動きが入る。 この動作が タケのやわらげ になる ようだ。 この型に指の意識やこれまで学んだことを合わせるとかなり面白そうだ。ただ今までと異なり短期に気流法以外別々のセミナーを続けて受けたので混乱している。 まずは分けてならしていっているが難しいものだ。 最後は集合写真をとって終了した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.22 21:40:42
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