仕事と憧れ
職業柄、他の人よりも言葉や言い回しに気を遣う仕事をしているのですが、キャッチコピーほど頭を悩ませるものはないと思う。最少の言葉で相手に最大限の感動(ここでの意味は【感情を動かす】ね)を相手に与えるのがキャッチコピーの役割。伝えたいことを外したらいけないし、ストレートすぎてもダメ。それでいてなおかつ感動の余韻のある言葉。それがいいキャッチコピー。コピーライターの第一人者【糸井重里】は間違いなく『いいキャッチコピー』を連発してきた方。彼の仕事にはジブリ作品のキャッチコピーもあるのでここで紹介。「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」 - 映画『となりのトトロ』キャッチコピー 「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」 - 映画『魔女の宅急便』キャッチコピー 「カッコイイとは、こういうことさ。」 - 映画『紅の豚』キャッチコピー 「好きなひとが、できました。」 - 映画『耳をすませば』キャッチコピー 「生きろ。」 - 映画『もののけ姫』キャッチコピー 「タヌキだってがんばってるんだよォ」 - 映画『平成狸合戦ぽんぽこ』キャッチコピー 「私はワタシと旅にでる。」 - 映画『おもひでぽろぽろ』キャッチコピー 「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」 - 映画『千と千尋の神隠し』キャッチコピー 「4歳と14歳で生きようと思った。」 - 映画『火垂るの墓』キャッチコピー 「ふたりが暮らした。」 - 映画『ハウルの動く城』キャッチコピー 「見えぬものこそ。」- 映画 『ゲド戦記』キャッチコピー これを読んでジブリ作品が見たくなったらきっと糸井重里の術中にハマったってこと。ペン一つで老若男女問わず気持ちを動かすことができるそんな人間になれたらなぁと憧れを持ちつつ仕事をしています。