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カテゴリ:本、マンガ
告白 《内容紹介》 我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。 ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。 選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。 評価…(5段階評価) 久々に「読み出したら止まらない」という感覚を味わえました。 これがデビュー作だなんて、末恐ろしい作家さんです。 母親に勧められて読んだのですが、そうでなければ自分からこの本を手にとることはなかったと思います。 本屋で見かけたことはあったんですけど、あらすじがほとんど書いてなかったので読もうという気にならなかったんですよね。 ハードカバーってそういう本がままありますけども。 しょっぱなから年端も行かない女の子が死んでいて、しかもその犯人は女教師が受け持つクラスの生徒なので、正直話の内容は暗いです。 間違っても明るいとはいえない。 でも読み出したら止まらない。 ほとんどモノローグ形式で進んでいくのですが、それでも読者に退屈だと思わせない筆力には感嘆します。 これは本当にすごい。 お話の内容については賛否分かれるところでしょうが、私は特になんとも思いませんでした。 主人公(?)の女教師が取った選択肢としては、まあこれもありかな、という程度。 ただ、帯でコメントを寄せている書店員の一人が「読中感も読後感も最悪」と書いているように(その後肯定的なコメントを書いてますよ、もちろん)、人によっては「何だこの話は」となる可能性はあります。 読者を選ぶ本かもしれませんが、私はあえて満点つけました。 次回作がとても愉しみです(*^-^*) 人気ブログランキングに参加しました。 よろしければクリックお願いします♪(*^▽^*) ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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