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そこは夢の国
意識の中でもちゃんと解ってた。 周りの霧が少しずつ薄れて来ると 人や動物達で(現世では)有ったろう影が あちらこちらで楽しそうにしている 「あ、あの影は! 観たことが有る、あれはきっとアルフだ!!」 あれは1昨年の8月、夜中にひどい雷が鳴った。 翌朝気がついた時には裏の門扉を開け放したまま 行くへ不明になった、我が家の愛犬です。 ベア―デッドコリーと言う、あごひげを蓄えた 長毛の牧羊犬でした。 雷が大嫌いな犬でしたが、いつもは犬小屋に入ってるはずでした。 時々、自分で鍵を開け脱走しては こっそり帰ってきてシランふりする やっちゃいけないと言われてても 観られてなけりゃ大丈夫 とばかりに、見え見えの悪戯をするおちゃめなやつでした。 そんなアルフを 私はきっと帰って来ると信じていました。 今日中には帰って来るよ。 翌日には、2~3日で帰って来るよ きっと帰って来る...毎日毎日待ちました。 そんな間にも 自転車で町内を回り ポスターを作って、電柱やスーパーや商店に 貼って頂いたりもしました。 出入りの運送屋さんや、ガス屋さんにもお願いしました。 田舎町だからきっと見つかる。 多分香川県には2~3匹といない犬だから 目立つよと皆さんが声をかけてくれました。 1年経って、もうあきらめないといけないと 納得したはずでした。 やっと夢で出会えた! アルフ、アルフ! 声をかけてこっちにやっと気づいたその犬が 近付いて来てよく見ると 何処か違う でも、その、何処か違ってみえる理由は 怒っているように観えたから。 ごめんねごめん いつも、可愛がっているつもりだった 当たり前のようにそこにいるのを 庭から外をジーって見てるあなたを 猫と駆け回りじゃれあう日々が 大好きだったのに いつの間にか、構ってあげる時間が減っていた。 あの日に限って、裏門の鍵を閉めるのを 忘れていた。 ごめんねアルフ 私がばかだったよ 綿のようにふわふわの 夢の国のアルフに 何度も何度も謝って泣いて目が覚めました。 これは、もう1つのブログに書いたものですが こちらに残しておきたいので.... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/03 11:38:41 PM
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