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カテゴリ:日本和装着付け講座
先日、日本和装主催の
「きもの1日大学~牛首紬~」 に参加しました。 その前の「フォーマル編」で、 現在、牛首紬を生産しているのは 「白山工房」(角印)と「加藤改石(現・加藤機業場)」(山石印) の2社のみ と教えていただきました。 そして、前者が95%、後者が5%のシェアだそうで、 前者は横糸が紬、縦糸が撚り糸で織るのでつるつるしており、 後者は真綿を縦・横に織るためまったりしている、 とのことです。 その通りで、当日のラインナップは 圧倒的に「白山工房」の製品が多かったです。 さて、この日の講師は、おなじみ京商の松葉さん。 牛首紬はご存じの通り、双子の繭で作ります。 昔は太すぎて、主に座布団に使われていたとか。 石川県と福井県の県境に位置する白峰地域は、 牛頭天王の信仰が厚く、そこから「牛首紬」 という名が付いたそうです。 別名「釘抜き紬」。 双子の繭の基本は「雄・雌」。 張りがあって光沢のあるのが特徴。 B反でも18万くらいするが、 たいてい色無地で、後染めのものがほとんど。 「正反」には、牛首紬生産振興協同組合による、 「牛首紬検査証」の合格印が押されており、 印のないものは、着ているうちに穴が開く危険がある。 ということで、 牛首紬をいろいろ見せていただきましたが、 そもそも生産量が少ないらしく、 大島や紅型、お召しなど、 牛首とは関係ない商品で会場の半分ほどが埋められ、 あたかも、京商さんの「在庫一掃セール」 の様相を呈していました。 もっとも、牛首とほかの生地との比較ができて、 結果的にはよかったんですけど。 で、またまた勉強だけで帰途につきました。 いいですね~ 中古 美品石川県無形文化財牛首紬 訪問着 きものLife お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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