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カテゴリ:歌舞伎
最近は思い立ったときにひょいと一人出かけて、ひととき夢を見て帰って来ていた歌舞伎。
今回はかわいい友人がお付き合いしてくれて、楽しい二人観劇となった。 またベージュの清楚なワンピースなど着て来てくれるものだから・・・・ふふふ。 『花魁草』 安政の大地震から逃げる途中、ふと知り合って逃げた若い役者と吉原の遊女。十歳以上年上の女は恥じて「おばさん」と称して一緒に住んでいる。二人は思い合っているのだが、人殺しの前科を持つ女は男と深い仲になるのをためらっている。やがて男をかつての座頭と後援者が見付け、江戸の芝居に戻って来させる。男と行動をともにした女は、やがて姿を消し、男の出世を陰ながら見守る。一生にたった一人の運命の人と出会いながら、身を引く女のせつなさ。 若くて無邪気な役者を演じる獅童、さわやかさで心をつかんだ。惚れそうになった。蓮っ葉な女を演じてこれ以上はない福助、かわいらしく、せつなかった。親切で素朴な百姓を演じた勘太郎が、もうお父さんそっくりで、貫禄さえ感じた。この芝居、市蔵さん、弥十郎さん、芝のぶさんと、私の好きな役者がたくさん出ていて幸せ。 『櫓のお七』 七之助の舞踊。この演目はいろんな人で見ているはずなのだけれど、七之助の人形ぶりはとても上手かったと思う。前半のわがまま娘の憎めないかわいらしさ。人形に扮してからの踊りの技術の高さ。美しさ、華やかさ、踊りの技術を堪能した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月07日 22時37分16秒
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