「枕橋茶や」にて読書。
区役所にある書類を提出した。ちょっと晴れ晴れとした気持ちになった。ついでに前から行きたかったお店に行ってみた。名前は、「枕橋茶や」という。枕橋という橋の真下にあるから。道路の上を東武線の電車が通っていく、その橋の下。当然店の外は道路。上は電車が通ります。場所は墨田区です。店名で検索すれば、すぐわかると思います。東京スカイツリーの近く。最近注目のエリアです。入り口には、葛飾北斎の「北斎漫画」の、びよ~んと横にのばした顔の絵が描かれた愛嬌のある白いのれんがかかっています。店内は、すごく昔懐かしい感じ。冷房ナシで、入り口の戸もあけっぱなし。なのに、すごく気持ちよく風が通っていって、少しも不快じゃなかった。もちろん、冷房でカラダがだるくなることもなく。テーブルに出してくれるのも、室温の麦茶でした。お昼をだいぶ過ぎていたので、「牛スジカレー」をいただく。ここの名物のひとつは、牛スジのはいった「牛スジまん」。私がカレーを食べている横で、グッズを納品しにきたおじさまが、ビール一杯と牛スジまん一個をたいらげていった。なんてかっこいい☆粋です。実は是非、ここで読みたい本があったのです。若いお坊さんのグループ「虚空山彼岸寺」のかたがたが書いた本。現在の仏教の問題点とか、これから仏教はどうあるべきかとか、時代の風潮とどう折り合いをつけていくかなど、いろんなことを提示して、盛りだくさんの内容。今の私にとっては、ここ数ヶ月で感じたお寺に関する理不尽な感情に、一応決着をつけてくれる内容で、とてもすっきりした。この「虚空山彼岸寺」主催のイベント会場として、このお店の名前があって、存在を知ったのでした。でもこのお店との出会いは、実はずっとさかのぼる。ある冬の日、主人と二人で散歩していて、北斎漫画ののれんと、橋の下という立地、一言「茶や」と書かれている看板にひかれて、入ろうかと思ったのだけれど、先を急いでいたのでまたいつかね、と言って、そのままになってしまったのだった。うん、約束通り来たよ。見えないけど、今いっしょにいるよね。そんなことを心の中でつぶやきながら、すいかサイダーを飲んだ。また来たいね。こんどは「牛スジまん」だ☆お坊さんはなぜ夜お寺を抜け出すのか?価格:1,890円(税込、送料別)