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カテゴリ:トレーニング
人間には色々なタイプの能力があります。
スポーツの能力に限定しても考えても瞬発力・持久力など、さらに筋力ということだけに限定したとしても腕力・脚力という風に色々な能力の「区分」が存在するわけです。 今回は能力の一つの目安として筋力のパワーウェイトレシオという数値について考えてみましょう。 カタカナ語にするとイメージが湧かないかも知れませんが、 ・パワーは「力」 ・ウェイトは「重量」 ・レシオは「比率」 を表す言葉です。 つまり筋力のパワーウェイトレシオというのは体重あたりどれくらいの力があるか?という能力を数値化したものということになります。 パワーウェイトレシオという数値は、車やバイクなど車体が軽くて馬力が大きい方が性能が高くなる機械の性能を示すためによく使われる数値なのですが、人間も自分の体重が軽くて筋力が強ければ自由自在に動けるという点では車やバイクと同じです。 ←バイクや車にとって軽量&大パワーは高性能の証です。 どんなに馬力があっても車体が重くてはスピードが遅くなり、逆にパワーが小さくても車体が十分に軽ければ速く走れるというわけです。 さて実際の計算方法ですが、これはとても単純です。 計算式はパワーウェイトレシオ=重さ÷力 この数値が小さいほど高性能というわけですが、単純に数値の大小で比較する場合「数値が小さいほど良い」というのはちょっと分かりにくい感じがします。 というわけで、今回は逆に考えてみましょう。 つまり力÷重さで計算し、名前も「パワー」と「ウェイト」を逆にしてウェイトパワーレシオという名前にします。こうすると、数値が高いほど体重あたりの力が強いということになります。 体重100キロで100キロのベンチプレスが出来る人の場合、ウェイとパワーレシオは 100/100=1 しかし体重50キロで100キロのベンチプレスが出来る人の場合、ウェイとパワーレシオは 100/50=2 当然体重50kgの人の方が(ベンチプレスの筋力に関しては)レベルの高いアスリートと考えられます。 ウェイトパワーレシオが大きいということは体が軽くても大きなパワーを発揮できるということですから、敏捷性が増すだけでなく、体重別競技でも断然有利になるでしょう。 この考え方は体力をトータルで考える上でとても重要です。 大きく体重を減らそうとすると多少は筋力も落ちてしまうものですが、持ち上げられる重さが多少減ったとしても、体重がそれ以上に落ちてウェイトパワーレシオが上がれば相対的な筋力は「成長した」と考えれば、ストレスが少なくなりそうですよね。 **サイトメンテナンスのご報告 以下の日程で、掲示板のメンテナンスを実施いたします。 2006年12月8日 24:00~ 2006年12月9日 2:00 尚、メンテナンス作業中は掲示板へのアクセスが出来ない状態となります。 ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さい。 →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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