|
カテゴリ:トレーニング
作用と反作用といえば、高校の物理の時間を思い出します。
とはいえ、このブログは言うまでも無く学術ブログではありません。物理学の用語が出てきたからといって研究所長の頭脳レベルの話しか出てこないのは分かりきっているので、「ボクまだ中学生なので分かりません!」という方もご安心を(笑) なぜ作用・反作用などという言葉を持ち出したのかというと、これらが筋力トレーニングとも深い関係があるからです。 さて、ここに一つの椅子があり、その椅子に人が座ったとしましょう。 体重が数百キログラムというような超高重量でない限り、体重は椅子の座面によって支えられることになるはずです。 人間の体は当然重力によって床の方向に引っ張られています。 これを「作用」とすると、椅子は下から「反作用」という力によって体重を支えていることになります。 話を筋力トレーニングに戻します。 我々トレーニーが筋力トレーニングを行う時は、重力によって床方向に落ちて行こうとするダンベル・バーベルの力に対抗したり、ケーブルマシンがケーブル(ワイヤー)を引っ張る力に抵抗したり、またはゴムやバネが伸び縮みする力に対抗することで筋力を鍛えているわけです。 どっちが作用でどっちが反作用、という区別はとりあえず無視しましょう、ここで重要なのは、押したり引っ張ったり支えたりというあらゆる現象には作用と反作用があるということです。 そうするとダンベルやバーベルなどに限らず筋肉の力に対抗できる方向に力をかけさえすれば筋力トレーニングは可能であると考えることができます。 例えば壁や柱を使うことも可能です。 柱に長いロープなどを巻きつけ、体を斜めに傾けた状態でそのロープを引っ張れば背中の筋肉を鍛えるローイング・エクササイズになります。 さらに、自分の体だけを使っても作用・反作用の応用は可能です。 椅子に座った状態で両足の足首をタオルなどで結んで固定し、片方のヒザを伸ばし、もう片方を曲げようと力を加えれば、太ももの筋肉を鍛えるレッグエクステンションの出来上がり。 特別な器具を使わずに体を鍛える方法は、なにも腕立て伏せや腹筋運動だけではありません。身の回りにあるものを上手に応用して、どんどんトレーニングに役立てましょう^^ →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[トレーニング] カテゴリの最新記事
|