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カテゴリ:トレーニング
今をさかのぼること約50年ほど前、つまり1950年代の半ばに第一次ボディビルブームなるものが到来しました。
1953年(昭和28年)はNHKや日本テレビが開局した年でもあり、それまで日本では馴染みの無かったプロレスが一大娯楽として広まった時代でもありました。 こういった環境からか、テレビの中で勇ましく戦うマッチョマン達に感化された日本男児たちが「俺もあんな風になりたい!」と思うようになり、筋力トレーニングが盛んに行われ始めたという事のようです。 (かの有名な「力道山」が登場したのもこの頃です。) 作家として有名な三島由紀夫氏も虚弱体質を肉体改造によって克服すべくボディビルを取り入れていたという話なので、ある意味では我々トレーニーの先輩と言えるのかもしれません。 当時に設立されたジムは、いかにもボディビルジム・アスレチックセンターという雰囲気で、最近のような「女性も通えるお洒落なフィットネスジム」とはかけ離れたものだったようですが、それまで筋力トレーニングを行うこと自体が一般的でなかったことを考えるとトレーニーにとっての環境は大きく進化したと言えるでしょう。 これはどんな分野にも言えることですが、特定のスポーツがブームになると、参加者の増加によってそのスポーツの環境が急速に整ったり、そのスポーツを行っている人が羨望の眼差しでみられるようになったりするという現象が起こります。 一般的な感覚で言えば、今の時代に体を鍛えて筋肉を大きくすることに喜びを感じている人たち、つまりボディビルダーは、やれナルシストだとか、気持ち割るいだとか言われることも多いようですが、もしも再びボディビルブームが到来すれば・・・ ・筋力トレーニング用の器具が近所のスーパーなどでも買えるようになり、プロテインシェイクの自動販売機などが街角に出現する。 ・体育の授業で筋力トレーニングの理論を正しく指導するようになり、小中学生の間でも「オーバーワークは怪我のもと」という考え方が一般化する ・ホームトレーニーが増加し、大手住宅メーカーから「ペット対応住宅」ならぬ「ホームトレーニー対応住宅」が発売され、一般の住宅でも床の補強や防音のための工事が格安で行えるようになる。 こんな事が実現するのも夢ではないかもしれません(笑) あ、そんなことを望んでいるのは、もしかして私だけだったりします? →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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