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カテゴリ:極めてくだらない話
筋力トレーニングの定番アイテムといえばダンベル。
金属の加工が難しかった大昔はどうだったか分かりませんが、今現在製造されているダンベルの主な材料は鉄です。 ぶつかった時や落とした時の安全性、防音性に配慮して外側がラバーコーティングがされている場合もありますが、シャフトやプレート、ストッパーに関しては基本的に鉄で作られていますよね。 しかし、皆さんは「なぜダンベルが鉄で作られているのか?」ということについて考えてみた事があるでしょうか? 硬くて丈夫だから・工業製品として加工がしやすいから・素材として値段が安いから・・・というような理由もあると思いますが、重量があって負荷になりやすいという部分が特に重要だと思います。 頑丈で値段が安くても、発泡スチロールや綿のように軽い素材だったら、小さければ全く負荷がかからないし、重くしようとすれば巨大なものになってしまいますから、とても適切な素材とは言えないでしょう。 そうすると、負荷の面で言えば重くてコンパクトな素材、つまり物理でいう原子量の高い元素で出来ているものほど、ウェイトとしては適していると考えられます。 例えば、鉄の原子量は55.84。 風船に充填するヘリウムガスの原子量が4くらい、空気の主成分である窒素の原子量が14くらいであることを考えると、かなり重い素材である事がわかります。 しかし、もっと重い素材ももちろん存在します。 たとえば、金の原子量は196.96。なんと鉄の4倍近い重さです。 つまり、金で10kgのウェイトプレートを作れば、鉄の2.5kgプレートくらいのコンパクトなサイズにできるということになります。 実は、実際に金でできたダンベルは売られているのですが、1kgあたりの値段が250万円くらい。 やはり値段がとてつもなく高くなってしまうのが難点と言えます。 さて、それならもう少し安くて、重い素材は無いでしょうか? 元素の周期表を見ると・・・ありました。鉛です。 少なくとも金よりは安いでしょうし、原子量も207.2。 まあ、人体には有害な金属ですが、まわりを鉄でコーティングしたりすれば、使えるかもしれませんよね? あ、ちょっと待ってください。もっと重いのもありましたよ。 それは原子力発電でおなじみのウランです。 資源としてのウランはめちゃくちゃ高価ですが、原発の使い古しの劣化ウランなら、処分に困っているくらいですから金銭的価値はほとんど無いでしょう。湾岸戦争では銃弾にも使われたくらいですから、加工も可能なはずです。 放射能を放っているのがちょっと難点ですが、これさえ遮断できれば原子量238.02のズッシリとした重量感が! ただ、仮に特殊な素材で放射能を封じ込める事が出来たとしても、間違えて床に落としたてウランが剥き出しになったりしたら・・・(ry →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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