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カテゴリ:健康一般
食品の成分表を見る習慣のある人は、よくお菓子などのパッケージに、
「この製品は、大豆製品と同じ工場で生産されています」 「同じ工場でそばを含む製品を製造しています」 というような感じの説明書いてあるのを見かけることがあると思います。 カンのいい人なら、この注意書きがアレルギー対策のものだとすぐ気付くかもしれませんが、 「製品の材料として大豆を使っています」 ならともかく、 「大豆製品と同じ工場で生産されています」 なんて、普通に考えるとあまり関係ない気がしますよね。 普通に考えるときちんと管理されている工場なら、製品同士の成分が混ざってしまうとは考えにくいでしょう。 しかし、それでもやはり「同じ工場で~」という注意書きがあるのは、同じ工場で作られている他の製品が混入するリスクを考えてのことのようです。 考えられるのは、材料同士が直接混ざらなくても、空気中を漂っている粒子や、材料を砕いた時の粉塵が作業着に付着して、ものすごく微量だけ混入することはありえる・・・とかいうようなレベルでしょうか。 こういった材料の混入を製造業では「コンタミネーション」と言いますが、アレルギーのレベルは人によって大きく違いますから、人によっては超微量のコンタミネーションでも健康被害につながる可能性はゼロじゃない、ということなんでしょう。 今や、スーパーに行ってもコンビニに行っても、いたるところでアレルギーに関する表示を見かけるようになりました。 研究所長が子供の頃は花粉症の人なんて数えるほどいませんでしたが、今や自分自身をはじめ家族や友人、会社の同僚はほとんど花粉症。何のアレルギーも持っていない人の方が少ないくらいです。 なぜこんなにもアレルギーが一般化・多様化したのかに関しては色々な説があるようですが、このままエスカレートしてしまったら、 「この道の先にはパン工場があります。小麦アレルギーの方はご注意ください」 という標識が道路に立ったり、 「運転手は昼食にソバを食べました。重度のソバアレルギーの方は乗車できません」 という表示がタクシーにされていたり、 「今日、我が家はクッキーを焼いてます。換気扇の排気にご注意ください」 という張り紙をしないと訴えられてしまったりするんでしょうか?(笑) そうなる前にアレルギーの根本治療が可能になって、みんなが好きな物を気にせず食べられるようになるといいんですけどねぇ。 →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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