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カテゴリ:本
雨月(藤沢 周)
先週から今週、会社の行き帰りの電車の中で読んでました。 長編小説なんですが、長編と言っても280ページです。 実は、この文庫本(雨月)拾ったのです。 私が、大阪から東京に帰る途中のJR浜松町駅(夜の人気のないホーム)で電車が来るまで椅子に座わって待とうとしたらあったのです。 おそらく椅子に座って電車を待ってた人が、電車が来て動いた時にポケットかカバンから落ちたのでしょう。 紙のブックカバーがかかった表紙を1枚めくって 中を開いて、題名(雨月)見ても知らない。 作者(藤沢 周)を見ても知らない。 でも、なにかの「出会い?」かなと思い読み始めました。 久々の小説です。 最初の方は、情景やら人間関係、男女のカラミが多く、 なんちゅう本じゃ~、つまんね~と思いながら それと、これナンと読む?っ的な漢字がたまに出てきて 少し自分の漢字力の無さにショック! それでも文章の流れで類推しながら読みました。 思わず電子辞書が欲しくなりました そんなこんなで読みながらウトウトすることも多々あって なかなか先に進みません まあ、それでも読んでたのですから何かしら引き付けるものがあったのでしょう。 読み進むと後半からはだんだん活字に吸い込まれるって感じで、 次、どうなるんだろうとグイグイ本に引っ張られる感じです。 後半からは、イッキ読みに近かったかな 読み終わった後で、はじめて本屋で掛けられた紙のブックカバーを 外して本の帯と作者の説明を見ると 女には見える時があるの ラブホテル・雨月を舞台に展開する官能、ホラー、サスペンス! これ帯の説明。 なるほどですわ。そのまんまです! 作者の藤沢周さんは、 ’98年「ブエノスアイレス午前零時」で119回芥川賞受賞でした。 へぇ~! 今まで芥川賞作家の本なんて縁遠い存在だったので、 読者を引き込む文章というのが新鮮というか 凄さ!に少し感動を覚えてしまいました。 先に見とけばもう少し読み終わるのが早かったような気がする。 読み終わるのに2週間もかかってます 本って、新聞の下の紹介や本屋の新刊の棚で見て 自分の興味のある本しか読みませんが、 今回、予期せぬきっかけで読んでしまったので たまには小説もいいかな? (文章に引き込まれる感じがとても新鮮) それと、読めない漢字(あっちゃーです)、 漢字は知っているけどどう読むの? 訓読みの知識不足には相当ショックだったので そっちの危機感からも小説を読もうと思ったのでした。 同じような種類の本ばかり読むと 頭の中も偏ってしまいますもんね。 まだ、どんな本でも1冊1500円以下でも送料無料です。 今日は、東京雨です。めっちゃ寒いです。 これからお仕事(休日出勤)行って来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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