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カテゴリ:日々あれこれ
今日、幼稚園から帰ってきて兄弟二人でひとしきり遊んでおやつを食べ
お風呂に入った後、寝るために和室で遊んでいたときのこと。 いくつかの動物の絵が描いてあるものを見ていたのですが その中の一つに、ブタが寝ている絵があったのです。 その絵を指さしてコウタが 「お母さん、このブタさん死んでいるの?」 と聞いてきたのです 今まで死ぬ、ということについて話をしたことがあったのは… 【1】ソウマがつかまり立ちをし始めたころ、自分の範囲が侵されるのかと思ったのか やたらとコウタがソウマを押し倒していた時期がありました。 そのときに、頭の後ろを打つと死んじゃうことがあるんだよ。 ソウちゃんが死んじゃったら、ソウちゃんはもうママにもコウタにも会えなくなっちゃうんだよ。 もちろんコウタもソウマにもう会えなくなっちゃうんだよ。 という話をしたことがあります。 【2】それから絵本。 一時、かなり気に入っていて毎日のように読まされていた ずーっとずっとだいすきだよ そのくらいだったように記憶しています。 なので、寝ている豚の絵を見て、それを「死んでいる」と表現をしたことに かなり驚きました。確かに目をつぶって横たわっていれ絵があれば、「死んでいる」 ともとれます。 ところが、その後少ししてから電話がかかってきました。 電話をとると、私の母からです。嫌な予感がしました。 私の祖母は痴呆症になってしまい、老人ホームに入っていました。 コウタが1歳になる前くらいに一度会いに行ったことがあります。 そして、数ヶ月前に体の調子が悪くなり、ホームから病院へ入院することに。 そして1ヶ月ほど前に、かなり血圧が高くなり危険な状態だと言われたのですが その後持ち直したようで、特に母からの連絡はなく過ぎていました。 連絡がなくて、私も自分の生活にていっぱいですっかり頭の片隅に追いやられていました ふっとその事実がよみがえり… 「おばあちゃんが、さっき死んじゃったみたい…」 と予想どうりの母の声がしました。 「今日、さっきまで病院に行っていたんだけどね。大丈夫そうだったから 家にもどって、甘いものでも食べて一息つこうと思ったら電話がかかってきて…」 なので本当に数分前に息をひきとったようなのです。 その時点ではまだ葬儀など細かい日程が決まらないからまた後で電話する。 と言って切りました。 受話器を置き、近くに来ていたコウタに 「おばあちゃんが死んじゃった…」 と伝えたところ、表情がふっとこわばり 「おばあちゃん、死んじゃったの?」 その顔を見て、しまった…コウタにはおばあちゃんじゃなかったと思って 「ごめんね、お母さんにとってはおばあちゃんなんだけど コウタにとってはひいおばあちゃんなんだよ。 だからおばあちゃんが死んだんじゃなくて、ひいおばあちゃんが死んじゃったの。 コウタが赤ちゃんの頃に一度会ったことがあるんだけどね。」 と話すと、すごくほっとした顔に。 でもこれでコウタが「死」というものをコウタなりになんとなく理解しているんだ。 というのが分かりました。 それにその直前に「この豚さん、死んでいるの?」と言ったのもなんだか何か 感じたのかな…なんて思ったりもしました。 その後二人が寝て(最近6時半くらいに寝て、そのまま朝まで睡眠。というパターンが多い。 なので、おやつを少しおなかにたまるようなものを食べさせています。以前は3時から4時くらいの間に寝て7時~8時すぎくらいに一旦起きるパターンが多かったのですが) 8時くらいに母から電話がかかってきました。 結局通夜は金曜日に、葬儀は土曜日に執り行うということに。 日曜日にはコウタの幼稚園の発表会があるため、どうしても外したくなかったのでほっ。 まぁ、日曜日は友引だったので絶対にありえなかったのですが。 通夜はどちらでもよいが葬儀には出てほしいとのこと。 葬儀は午前中で終わるから、それが終わったらすぐ帰ってもいいよ。 とのことだったのですが、夕方のコウタの様子を話して コウタなりに「死」を理解しているみたいだから、通夜自体にはでられなくても その後ひいおばあちゃんにゆっくりあわせてあげたい、ということと お骨を拾うところまで参加させたいと伝えました。 コウタは途中で飽きたりするだろうけど、まだなんとかなりそうな気がするのですが… ソウマがどこまで持つか…が一番の課題です もちろんコウタがもっと小さかったらこんなに長くは参加させないと思うのですが… それがいいのか悪いのか分かりませんが、でも大事なことかな…とも思うし… 明日は幼稚園を早退させて、実家の方へ急遽帰省です。 母が弟を出産するとき、祖母と祖父が手伝いに来てくれたのですが、朝、祖母が祖父の背中の上に何やらのせて火をつけているのがかなり衝撃的だったのを覚えています。お灸っていうやつですね。びっくりしたなぁ。幼稚園年中くらだったかな? いつも行くと、ちょっと歩いて市場に夕食の材料を買ったりしに行きました。歩道と道路をしきるコンクリの台の上から落ちないように歩いていったっけ。おじいちゃんは片足不自由でひきずって歩くような感じだったので、おじいちゃんを待ちながらのんびり買い物に行ったなぁ。 お正月に行ったときに、これまた市場の近くに露店が出ていて、そこで水を入れてぴろぴろ~となるうぐいす笛みたいなものを買ってもらいました。獅子舞も出ていてびっくりしたっけ。これも幼稚園くらいのときかな。 小学校中学年くらいのときに、駅から降りて弟と二人でおばあちゃんの家へ二人だけで歩いていく。という機会があったのですが(母は名古屋の方で用事があったので、途中手前の駅で一旦降りて、私たちを見送り改札のところでお別れ)弟の手をつないで一生懸命歩いていたら、途中で後ろからおばあちゃんとおじいちゃんがついてきているのが分かり、なんだ~なんて感じになったっけ。 まあ、駅から家までかなり距離があったし、途中片側4車線もあるようなおおきな道を渡らなければいけなかったので、危なくないように着いてくるのは今考えると当然のことなのですが。 父方の祖母が亡くなったときに、通夜のときに一旦おばあちゃんの家に私と弟だけ泊まりに帰りました。(私が小学校6年、弟が2年だったかな)そのときに、駅の売店で、ドナルドの子ども?がついた袋を買ってもらってとてもうれしくて、もうすりきれて穴があくまで使っていました。 バスに乗って、競技場を見に行ったことがあります。何歳以上だったか忘れたけど、名古屋市内ではバスがただで乗れるんだなんて聞いてびっくりしたなぁ。 遊びに行って帰るときは、車に乗って出て行く私たちをいつまでも手を振って見送ってくれていて、なんだか寂しかったなぁ。 なんとなく胸が苦しくて、ちょっと思いつくままに思い出を こう書いてみると、孫にとっておばあちゃんやおじいちゃんの思い出って結構 小さい頃のことも覚えているし、大切なんだなぁ…とふと思いました。 入院しているときに、一度でもいいからお見舞いに行けばよかった 今はそれだけが悔やまれてなりません。 コウタにもソウマにも、もうおばあちゃんは分からないだろうけど 会わせてあげればよかったな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月19日 01時53分55秒
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