カテゴリ:美術
今回のゴッホ展は、私にとても新鮮な印象を残してくれました。
今まではどうしても「ひまわり」を観て、「自画像」を観て、あとはミレーの模写の「種まく人」あたりを観れば「ゴッホ」という感じで、どうしても自ら耳を切ったり、拳銃自殺したという「狂気」のエピソードばかりが頭に残ってしまって、気づかないうちに自分で思う「ゴッホっぽい絵」しか目に入らなくなってたんだなぁ...って思いました。 今回「素敵だなー」と思って心に留まった絵は初めて観る絵(もしくは今までも何度か展示されていたのにスーっと観て通り過ぎちゃってた絵)ばかりで、夜空にキラキラ星が光っていたり、庭で花たちが咲き誇っていたり、というほんとにきれいで、観ていて「いいなぁー」って思える絵ばかりでした。 国立国際美術館のHPでは紹介されていなかったのですが、牧師さんだったゴッホのお父さんの聖書を描いた絵があって(タイトルは「開かれた聖書のある静物」。聖書の実物もあったのですが、すっごく大きいんです)、その大きな聖書のそばに小さな書物が描かれているのですが、それがお父さんを尊敬して、慕っている子供の姿みたいで、ゴッホのお父さんとゴッホの姿とも見えました。 あとはパリで発行された日本を紹介した雑誌の表紙が日本の「花魁おいらん」の浮世絵で、ゴッホがその表紙の上にうす紙を乗せて、おいらんの絵の輪郭をなぞった、という品が展示されていて、そのなぞっているゴッホの姿を想像するとなんだかかわいらしいなぁ、と思いました。 見終わってからはギャラリーショップでハガキ3枚と ゴッホ金太郎あめ(!) を購入しました。 そして気になっていたおじさんの彫刻が展示されている地下二階企画展会場へ。 つづく **今日のおまけ** 昨日我が家にやって来た私専用(やった!)の書籍棚です。 東急ハンズで見かけて一目惚れしてしまい、それでも1ヶ月近く悩んでから購入しました。 色合いといい、扉の感じといい、大好きです* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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