かんのれいこの「もっと絵本読もうよっ！」

　皆さんのご存知だと思います。
　９４歳の現役医師、日野原先生ですね。

　私は、日野原先生がＴＶに出られると、
　背筋が伸びてしまいます。

　そして、ひとつひとつの言葉を、
　逃さないように聞いています。

　医師としての、厳格を保ちながら、
　私達には、優しい口調で、分かり易くお話され、
　全てのお話が、胸にしみるお話の数々。

　勉強させていただいています。

　その、日野原先生が、
　小学生の為に伝えたい事を、本にまとめました。

　日野原先生の「１０歳」時に、
　ご自分のご病気、お母様のご病気の
　経験をされたので、忘れられない歳だそうです。

　「自分にも、１０歳があった。
　そして、今年１０月に、９５歳になれるのは、
　皆さんの支えがあったから」
　と、書かれています。

　目次を書きますと、

　「寿命ってなに？」
　「人間はすごい」
　「十歳だったころのわたし」
　「家族のなかで育まれるもの」
　「きみに託したいこと」

　医師であるから、伝えられる事が、
　優しい口調で、子供向けに分かり易く、
　書かれています。

　小学校への出張授業を、行うようになってから、
　この想いを、伝えたいと、思っていらしたそうです。

　「子供のうちから良い習慣を、
　身につけるように努めていれば、
　苦も無く、良い習慣が身につけられる。

　良い心の習慣を身につけようとしている、
　十歳の子供達に、世界の平和を託したい。」

　と、あとがきに書かれています。

　難しい漢字には、「ふりがな」もふってあるので、
　子供向けになっていて、
　とても読みやすい本です。

　是非！１０歳の子供達に、読んでもらいたいです。

　そして、かつて、
　１０歳だった大人の方々にも、お勧めです。


　▼「十歳のきみへ－九十五歳のわたしから」
　　（対象年齢：小学生高学年～）
　

　▼公式ＨＰ「ドクター日野原オンライン 」
　http://www.bestlife.ne.jp/hinohara/


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　■作者紹介（本の自己紹介より）

　・日野原　重明（ひのはら　しげあき）

　　東京・築地にある聖路加国際病院の理事長。

　　１９１１年、６人兄弟姉妹の３番目に生まれる。
　　医師になろうかと思い始めたのは、１０歳の時。
　　母の命を、かかりつけの医師が救ってくれた時から。

　　医師になって６９年になる今も、
　　患者さんの身体と心の声に傾ける。

　　冒険心やチェレンジ精神は、人一倍強く、
　　９４歳の時、トルコのカッパドキアで
　　らくだに乗って両手を高く上げた。

　　生まれ変わったら・・・
　　指揮者や演出家になるのもいいかなと思っている。

　　２００６年１０月、９５歳。

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