かんのれいこの「もっと絵本読もうよっ！」

　この絵本を読んで、最後の最後の絵に、
　「あーー！そうか！すごい！！」と、
　スイミーの発想に、感心したのを覚えています。

　ここでは、お楽しみという事にしますね。

　自分は小さいから、違う色だからと、
　悲観的になったり、
　泣いたりしていない「スイミー」。

　自分を、全部受け入れて、
　命を守るにはどうしたらいいかを、
　真剣に考える「スイミー」。

　読んだ後に、とても、勇気づけられ、
　私も、自分を受け入れて、
　発想を変えて、工夫をしよう！と、
　再確認しました。


　これは、前にも書いたかもしれません。

　私は、スイミーとは逆で、
　背が大きくて、何十年も悩んでいました。

　小学校卒業で、１６５cm、
　中学で、１７０cm、
　大人になっても伸び続け、１７５cmです。

　今では、大きい女性も多いので、
　普通の身長かもしれませんね。

　これは、背が低い人には、
　うらやましいと、言われるかもしれませんが、
　大きいと、大きいなりに、悩みがありました。

　まず、子供の頃は、
　小学生料金を、信じてもらえません。

　証明書なんて持っていないので、
　いつも、疑われていました。

　そして、どこを歩いても目立つので、
　「かんのさん、あそこに居たでしょ。」
　「あの駅で、見たよ～。」

　えーー！！(*_*)
　そんなに、目立つのー！！

　学生の頃は、嫌で嫌で、
　猫背で、背を低く見せ、
　身長を聞かれても、低く言い、
　コンプレックスでした・・・

　でも、会社の上司に、
　「気にするな！背筋を伸ばせ！」と、
　アドバイスを受けたり、
　海外旅行をすると、私は低い方なので、
　びっくりし、考えが変わりました。

　すると・・・
　何も、気にならなくなるんですよね。

　逆に、満員電車で、キレイな空気が吸えるし、
　コンサートで、総立ちになっても見えるし、
　高い物が取れるし・・・
　良い発想ばかりになりました。

　スイミーと、同じですね。

　悲観的にならず、自分を受け入れて、
　発想の転換をする。

　私も、自分を受け入れるのに、
　時間がかかりましたが、
　今は、何事にも楽観的に、
　物事を考えるようになりました。


　この絵本は、勇気が沸いてくる絵本です。

　皆さん自身が思う、長所・短所があります。

　でも、人から見れば、
　自分の短所は、長所かもしれません。

　発想次第で、自分が思う短所が、
　長所になります。

　自分を受け入れた後に、
　湧き出る発想が、何かを変えると思います。

　お勧めの絵本です。

　▼「スイミー」
　（対象年齢：６歳以上～）
　

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　■作者紹介

　・レオ・レオニ

　　１９１０年、オランダ生まれ。

　　児童文学作品のイラストレーターで、
　　絵本作家でもある。
　　
　　結婚後、イタリアで暮らしていたが、
　　イタリアのファシスト政権誕生に伴い、アメリカに亡命。
　　複数の新聞社で美術担当編集者として働いた。

　　１９５９年「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビュー。

　　１９６２年、再びイタリアに戻り、
　　自身の本のイラストレーターとしての活動を始める。

　　１９９９年、イタリアのトスカーナで亡くなる。

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