テーマ:●食べた物の画像♪(86139)
カテゴリ:おいしい食べ物
休日の朝ご飯を、たまに作ってみたくなることがあります。
でも、これって男のわがままですね。 自分が機嫌よく起きたときだけ、しかも自分が好きなもの、自分が食べたいものを作る・・・プロの専業主婦には失礼な事です。 とは言っても、後片付けまできちんとすれば、少しは許してもらえるでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先日、藤原伊織さん(1948-2007年)の代表作である「テロリストのパラソル」を読みました。 アル中のバーテンダー・島村は、20年前のある事件がきっかけで、名前を変え、過去を隠して生活していた。穏やかな秋の日、新宿中央公園。いつものように、朝から公園でウイスキーを飲みながらウトウトしかけたその時、突然爆音が響いた。何らかの爆発物が爆発し、死傷者が多数出る。事件の被害者の中に、かつて学生運動で共に闘った友人・桑野や、3カ月だけ同棲したことのある女性・優子が含まれていたことを知る。かつて桑野と島村は、爆弾事件を起こし、警察に追われていた。爆発現場に置きっぱなしにしてしまったウイスキーの瓶から指紋が割り出され、島村は今回の事件でも疑いがかかることに。否応なく事件に巻き込まれ、島村は犯人を見つけようとする。(Wikipediaより) この作品は、第41回江戸川乱歩賞と第114回直木賞を史上初W受賞したものです。 当時は噂になり、第38回乱歩賞からフジテレビが後援に加わり、受賞作が同局で単発ドラマ化、映画化されるようになったこともあり、すぐにドラマになりました。 萩原健一さんが主役で、根津甚八さん、村井国男さん、西岡徳馬さん・・・重厚な面々が出ており、しっとりした作品でした。 私は原作よりも先にドラマを見てしまいました。 結局筋書きが分かってしまい、本は読まずじまいでした。 2年前に原作者が亡くなり、いつか読もうと思っていて、ついに先日読破しました。 ドラマより謎解きに深みがあり、充実した読後感がありました。 この作品のドラマを見て最初に印象に残っていたのは、「謎解き」「ハードボイルド」よりも、主人公の島村がお店で作るホットドッグに魅かれたからです。 ・・フライパンにバターを溶かし、ソーセージを軽く炒めた。次に千切りにしたキャベツを放りこんだ。塩と黒コショウ、それにカレー粉をふりかける。キャベツをパンにはさみ、ソーセージを乗せた。オーブンレンジに入れて待った。そのあいだ、ふたりの客は黙ってビールを飲んでいた。ころあいをみてパンをとりだし皿に載せた。ケチャップとマスタードをスプーンで流し、カウンターに置いた・・・ 原作でもじっくり描写されていますが、ドラマでもその場面をしっかり萩原健一さんが演じていました。 子供の頃父とよく行った喫茶店のホットドッグも、「カレー粉で味付けしたキャベツ」がはさんであり、これが私の心のど真ん中にストライクでした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 話が飛びましたね。 というわけで、日曜日の朝に「ホットドッグ」を作りました。 子供のために(野菜が摂れるよう)、オムレツときゅうりとチーズのホットドッグもつくりました。 こういう料理は失敗しないものですが、何時食べても美味しいですね。 ソーセージはもっと大振りのものを使えばよかったのですが、手に入らなかったので普通の粗引きを二本並べました。 ホットドッグのようなシンプルな食べ物ほど、人によってこだわりがあるものと思います。 ソーセージの種類、キャベツはボイルかソテーか生か、マスタードは粒かどうか、パンは固めか軟らかめか、オーブンで焼くかどうか・・・ 他の人から見てぜんぜん価値を見出さないようなことにときおり妙に拘るにところがある、 hiroでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おいしい食べ物] カテゴリの最新記事
|
|