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テーマ:お勧めの本(7326)
カテゴリ:お勧めBOOK
『インシテミル』
著者:米澤穂信 出版社: 文藝春秋 サイズ:単行本/447 2007年08月 ~あらすじ~ 結城理久彦は、車がほしかった。須和名祥子は、「滞って」いた。オカネが欲しいふたりは、時給11万2000円也の怪しげな実験モニターに応募。こうして集まった12人の被験者たちは、館の地階に7日間、閉じ込められることに。。そして、ひとり、またひとりと謎の死を遂げていくわけです、が……。 ***************************************** よくあるミステリーなんです、、、 時給11万2000円の高給バイトに、それぞれ理由があって応募した12人の男女。7日間、館での生活をクリアできたらいいわけです。もちろん生きて。。。応募した時はもちろんわかりません。 ルールもいろいろあって時給以上に稼げることもできます。 さて、12人は生き残れるのか。生きていくらもらって元の生活に戻れるのか。 ええ。よくある話なのですが、、、これが面白いんです 自分の部屋は鍵はかかりません。そして箱の中にはひとつ凶器が。。 「皆の部屋にもあるのだろうか、、、」謎が一つ増えます。 ルールは予想通り誰かを殺すと稼げるわけです。 鍵のかからない部屋。凶器。お金。見知らぬ12人。 ***************************************** <総評>★★★★☆ 最初は、ただのありきたりの密室殺人かいって思ってたのですが、 館のつくりも巧妙で、ポイント獲得のルールも細かく、心理作戦あり、密室殺人あり、 トラップあり、メカあり。それに、美しく品のある須和名はなんのためにいるのか。 そして、この7日間の目的とは?新しいミステリーを読んだ気がします。 1978年生まれのまだ若いミステリー作家です。他の作品も期待できます ↓これも面白そうですよ。第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作! 『氷菓』 ~あらすじ~ 何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部。部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。 【他作品】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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