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カテゴリ:韓国で遊ぶ
韓国○語○文学会の夏季国際学術大会があるので、清州大学へ向かう。
スウォン・バスターミナルで、S先生に会い、いっしょに行くことに。 一時間ちょいで、清州に到着。 S先生によると、清州の印刷博物館はかなりいいということなので、午後の開始時間まで博物館を見学することにした。 1377年、高麗時代末期に、清州の地で世界初の金属活字が発明されたという。 驚いたのは、金属に掘り込まれた文字の精緻なこと。 指先大より少し大きめの金属片に、一文字が掘り込まれ、それを左から縦に一行ずつ組んでいく方法で、文章としての体裁が整えられる。 当時の印刷所は、寺院であり、文章といっても、仏典に類するものばかりだったようだ。 仏典をいかに記録するという使命感から生まれた発明だったという見方もできるだろう。 何よりも、写し出された漢字の美しさに、目を見張った。 それよりずっと前に、文字(漢字)は中国で発明され、韓半島(朝鮮半島)の人によって、日本に伝えられている。 仏教もしかり。 私の故郷の山口県萩市の萩焼も秀吉の朝鮮侵略の結果、日本に拉致された朝鮮人の陶工によって、興った。 韓国から、文化の恩恵を受けていることを忘れずに、この地で恩返しをしていきたい。 2001年に、その金属活字はユネスコ世界記録遺産に登録されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.18 19:28:00
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