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韓国 愛の劇場

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アンジョンヨン

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2006.08.29
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2003年当時、かなり話題になった映画である。

レンタル屋で2千ウォンだったので、つい買ってしまった。

今からちょうど20年前(1986)の実在の猟奇的な連続婦女暴行殺人事件に基づく映画だ。

舞台は私の住む地域に近く、その当時、学生の先輩たちは大変怖かったそうだ。

その付近にもアパート団地が立ち並び、その事件の記憶も風化されかけていたころに、この映画は生まれた。

最後まで犯人がわからないという設定は、大衆の期待を無視したように思われるが、不可解な恐怖の継続性こそ、現代という時代の一つの特徴なのかもしれない。

主演のソンガンホにとって転機となった作品と見られているが、確かに人間臭くて実にいい。

爪を切るシーン、性交のシーンなど、事件のことでうわの空なのが感じられ、逆に印象に残る。

『シュリ』では、ハンソッキュの脇役に徹していた感があるが、ここで一気に表舞台に引き上げられた思いだ。

その後の『大統領の理髪師』観ても、たくましい庶民を演じると、この人も右に出る人はいないのではないかと感じる。

今年の話題作『グエムル 漢江の怪物』でもやはり庶民を演じているが、内容的には『殺人の追憶』や『大統領の理髪師』の方が私の好みである。







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最終更新日  2006.08.29 19:40:53
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