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カテゴリ:韓国で見た映画・ドラマ・読書
映画『その時、その人々』 地裁が問題シーン削除を命令
ソウル中央地裁・民事50部(部長判事:李太云(イ・テウン))は31日、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の長男・朴志晩(パク・チマン)氏が10・26事件(1979年10月26日に起きた朴正煕当時大統領暗殺事件)を扱った映画『その時、その人たち』を製作した映画会社を相手取り起こしていた上映禁止仮処分申請を一部引用、問題となっている3つのシーンを削除しなければ上映を許可しないという決定を下した。 同地裁は釜馬民主抗争(1979年10月に釜山(プサン)と馬山(マサン)で発生した朴正煕政権反対デモ)のデモ場面、朴元大統領が死亡後、キム・スファン枢機卿が追悼する場面、朴元大統領の葬式ドキュメンタリー場面を削除するように命令し、条件付上映の決定を下した。 同地裁の決定に従うとしていたMKピクチャーズ側は地裁の判決について、「今後、対策について会議を開いた後、結果を発表する予定」と短く言及した。朴志晩氏は今月11日、仮処分申請を起こしており、同映画は2月3日に公開を控えている。 当初、仮処分申請を行っていた朴志晩氏側は、「大統領を暗示する『閣下』という人物が私生活が乱れ、日本に憧れているかのように誤解される恐れがあり、命乞いする場面も名誉を毀損した」と主張している。 これに映画製作および配給を行うMKピクチャーズ側は、「映画を全体的に見て欲しい。女性遍歴はドラマの振興のため仕方なく入れたもので、日本語と演歌も日本語を話す時代に生きていた人であれば、プライベートで使うこともあったと思う。名誉毀損ではない」と真っ向から対立している。 映画『その時、その人々』は1979年10月26日に朴正煕当時大統領を殺害した「10・26事件」を題材にし、フィクションを加味、事件当日の24時間内に起きたことを描写している。製作会社側は関連人物や政治的誤解を生む恐れがあるという理由で撮影期間、外部への公開を控えてきた。 しかし朴元大統領を暗殺した中央情報部長を連想させる金部長役のペク・ユンシクと、その右腕チュ課長役の韓石圭(ハン・ソッキュ)がツートップに押し立てたポスターが公開され、また歌手のシム・スボン役で紫雨林(ジャウリム)のキム・ユナも出演するなど話題となっている。 チョソン・ドットコム(2005.1.31) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.03 16:15:26
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