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韓国 愛の劇場

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2010.04.27
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遅咲きのソウルでしたが、花散らしの雨が降り、新しい季節を迎えようとしています。

「花散らしの雨」って言葉、友人のプログで見つけて、ここぞとばかりに使ってみました。

先週から昨日まで、中間試験で、学生たちにとって、花見をしたくてもできないという葛藤の日々だったようです。最終日に花散らしの雨に降られましたが、散り残った桜を見に行くと話す学生のたくましさを好ましく思いました。

私は、18日に光化門の慶煕宮を散策し、ソンゴク美術館の彫刻庭園で、妻と花見をしました。
http://www.sungkokmuseum.com/about/park.asp

花見の後、ヨーヨーマとシルクロード・アンサンブルの公演を芸術の殿堂で観ました。
http://blog.naver.com/singsori?Redirect=Log&logNo=20104242931&vid=0

ヨーロッパ・イラン・中央アジア・中国・韓国・日本の楽器の実験的な組み合わせで、新しい世界をつくりあげていました。

映画は韓国映画『ソミョン2』、ソミョン(召命)は聖職者として使命を与えられることで、韓国人宣教師がタイの現代文明から隔てられたような島の子どもたちにサッカーを教え、心を通わせていくドキュメンタリーで、感動的でした。

『サヨナライツカ』も主な舞台がタイでしたが、こちらは物質文明の申し子のような登場人物たちの恋の物語でした。私がこの映画の脚本(原作は辻仁成、脚本はイジェファン監督が韓国語で書いたものを日本語に直したもの)を監督さんとチェックさせていただいたのは、2008年のことでしたが、ちょうど現在の職場に移るかどうかの岐路に立っていたころでした。この映画の主題のひとつも人生の岐路にいかに行動するかで、森鴎外の『舞姫』の豊太郎がエリスを捨てて、出世の道を選んだのと同じで、主人公の男はゆきずりの女を捨てて、いわゆる「賢い」道を選びます。人生の裏舞台に押しやられながらも、片隅で輝き続ける恋愛の記憶、っていったら、美化しすぎでしょうか。監督が映画のホームページに載っているインタビューで「難しかった」と連発していたのが印象に残りますが、日本語と日本文化が理解できない中での日本語映画の製作の苦労が偲ばれます。





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最終更新日  2010.04.27 16:20:44
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