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カテゴリ:韓国で見た映画・ドラマ・読書
午後一時、日本の母校で同じ学科に留学中の女子学生、つまり同窓の後輩に会ってほしいと頼まれ、会うことに。
もちろん韓国のひとで、瞳がキラキラ輝く健康そうな女の子だった。 将来は韓国に戻って、私立高校の日本語教師になりたいとのこと。 中学や高校で日本語の教師になることがどんなに狭き門で難しいか、それから、夢を大切にしながら人間的に成長していけば、どの道に進んでも大丈夫と激励した。 韓国の中学・高校は第二外国語があるが、最近新しい教育課程で時間を減らされ、2014年から大学入試の科目から外されるという方向に進んでいる。 韓国では大学入試の科目であれば、ある程度重要視されるのだが、そこから外されるとなると、中学・高校にとどまらず大学や社会全体においても、現在より第二外国語が軽視されるのではないかと関係者は危ぶんでいる。 私も教育学部の日本語教育科の教員として、ただでさえ公立学校の日本語教師の採用が少ないのに、さらに採用が減ることにつながることが予想される今回の動きに、学生と共に悩まされている。 去年はソウルと京畿道を合わせて20名程度の採用枠があったが、今年はソウルだけで9名を採用するという。 その採用枠に全国から志願者が集まる。 去年は我が校から確か5名の合格者が出たが、今年は2次まで合格したのは今のところ1名しか把握できていない。 来週からその一人と共に3次試験の準備をすることになっている。 日本もそうだと思うが、公立学校の教員になることは並大抵なことではないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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